空組レター「送る言葉はありがとう」イケわんチワ太君
チワ太君 享年15歳 飼育放棄からの保護犬
チワワの中で1番カワイイ!と飼い主が言い切る程の
自他ともに認めるイケわん。
飼い主さんのお仕事は、ペット葬祭。
優しく見送られたペット達から「ありがとう」と感謝されている。
質問「今、やって欲しい事がありますか?
生まれ変わって、又会えますか?」なんとなく気配を感じます
チワ太君からのお返事です。
<お母さんへ
僕の絵に話しかけてる時、僕はいつもお母さんの隣にいる。
そうだね~、うんうん♪って、一緒にお話ししているよ( ̄▽ ̄)
僕は今も、家の中をトットット♪って軽やかに歩きまわっている。
お母さん、僕はいつでも見守っているよ。
生まれ変わりはまだ考えてない。
暫くは、お母さんを見守っていたいから。
お母さん、僕を幸せにしてくれて、ありがとう。
他のコ達も、一杯幸せにしてくれて、ありがとう。
ボクからの感謝の気持ちを送るから(温かい光)
お母さんも、その気持ちを受け取って、幸せな気持ちになって。
これから先の人生、ボクと過ごした時の幸せな気持ちを思い出して。
楽しかった時の気持ちを持ち続けていて欲しい。
お母さんの幸せを、お空から、時にはお母さんの傍にいて、
祈っているよ。
お母さんには、僕と、お母さんに見送って貰った子達も一緒に、
「ありがとう」の感謝の気持ちを一杯!送っているんだよ。
お母さんにお葬式をして貰った子達が、僕に言うんだ。
「あの時は、優しく見送ってくれて、ありがとう。
頑張ったね。幸せだったね。って、優しく体を撫でてくれて、
ありがとう。
撫でてくれる手は温かくて、優しい光に包まれていた。
だから、心が温かくなって、軽やかな気持ちで旅立てた。
どうもありがとう。
君のお母さんのお陰で、僕のお母さんの悲しい気持ちが軽くなった。
ありがとう。」って。
僕の自慢のお母さんだよ。
あのね、ボク達が旅立つ時は「ありがとう」と「大好き」だけでいい。
それだけで、幸せな気持ちで旅立てる。
温かな気持ちに包まれて、身体が軽くなって、旅立っていけるんだ。
「ごめんなさい」も「悲しい」も、
「もっと長く生きていて欲しかった」もいらない。
その気持ちは、ボク達の旅立とうとする体を重く縛り付ける。
旅立ち(成仏)の邪魔をする。
お母さんの優しいお見送りは、飼い主さんの悲しみを軽くしてくれる。
それは、ペットロスを防ぐ事に繋がる。
お母さんにはこれから先、仕事で出会う飼い主さんに伝えて欲しい。
ボク達が望むのは、「亡くした悲しみ」ではなく、
「ありがとう」の感謝の気持ちと「大好きだよ!」の愛なんだ。
飼い主さん達には、ペットと過ごした幸せな時間を持てた事への
「ありがとう」と「大好き」の気持ちで、見送って欲しいんだよ。>
チワ太君の言葉を胸に、お母さんは優しいお見送りを続けています。
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