第23話 いけない事


いけないことは分かっていた。だけど避けて通れなかった。でもどうしても逆らえない流れがある。


もしこの時を逃したら・・。僕は自分の気持ちから逃げることが出来なかった。竹宮さんは、既に決めているようだ。


 あの口付けの後、なにも言わずに足が向いた。竹宮さんも何も言わずに付いて来た。入り口で


「いいよね」

と言うと

「うん」

とだけ下を向きながら頷いた。


 部屋に入るともう一度口付けをした。今度はしっかりと竹宮さんを抱えている。背中をなぜながら手をお尻の方に下げて触ると少しだけお尻を固くして緊張しているのが分かった。


口付けをしながらお尻から背中に持ってくると首元にチャックが有った。クロスロックがある。それを解いてゆっくりとチャックを下に降ろした。


 白い素敵なワンピースが背中から割れて薄いキャミソールが手に当たった。唇が強く押し付けられている。


 ワンピースを肩から外し床に落とすと、キャミソールと下着だけになった。ストッキングは履いていない。


肩紐に手をかけてキャミソールも外した。目を閉じたままにしている。淡いピンクの素敵なブラとパンティ、ウエストが綺麗なラインを見せていた。


 口付けをしたまま、竹宮さんをベッドに横にすると唇を離して目を一度開けた。そして僕をうるんだ眼で見ると


「山之内君が、はじめて。優しくして」

そう言ってもう一度目を閉じた。


 僕は、自分もジャケットとスラックス、ワイシャツを脱ぐと、竹宮さんの体に優しく寄り添って、右手をブラの上に置いた。柔らかかった。


手を一度、ゆっくりとブラの下に手を置き、揉み上げるように手を乳首の方に近づけると竹宮さんは、小さく声を漏らした。

そのまま手をブラの上から乳首に触ると強く口付けをしてきた。


しっかりと親指と人差し指で乳首を摘まむと少しずつ固くなって来た。

「あっ、ああ」


私は、自分の体が今まで経験したことのない感覚に襲われた。山内君に抱かれている。頭の中で思いながら感覚に身を任せた。


僕は、手をブラの下にもう一度持って行き、今度はブラを持ち上げるようにするととても柔らかく絹のような肌が触れた。竹宮さんは、目を強く閉じて唇を当てている。


 僕は、ブラを持ち上げるようにして乳首までずらすと真っ白な胸とまだ色の付いていない少し赤く火照った乳首とオレンジ色の様なピンク色の様な適当な大きさの乳輪が見えた。口付けをしていた唇をゆっくりとそこに近づけると竹宮さんは声を漏らした。


「あっ、あっ、ああー」


その後は、僕が竹宮さんの乳首を舌の中で軽く優しくしながら口で軽く噛むと竹宮さんは声を大きくしていった。


 私は、始めて自分以外の人に胸を晒したことの恥ずかしさと自分の乳首を噛まれた事で信じられない感覚に落ちて行った。


 左の胸も同じようにしながら右手で左胸の乳首を優しく触ると、更に声が大きくなって来た。


 僕は、唇をゆっくりと胸の下や、わき腹、おへその下に移動しながら、ゆっくりと手を竹宮さんのパンティの中に入れた。

ゴムの中に手を入れて、秘めやかな大事なところに伸ばすと、竹宮さんの手がパンティの上から僕の手を掴んだ。


僕はゆっくりとそのまま手を降ろしていくと、まだ、男を知らない、ほぼ閉まっている感じのそれが有った。

僕はゆっくりと中指と人差し指で開くと中指を中に入れた。大分濡れていた。

「あうん、あん、あーん」


 私は、まだ誰も見たことのない大切なところを触られ、恥ずかしさと体の感覚がよそに持って行かれる感触に声を出した。


 私は、恥ずかしさでたまらなかった。成り行きとはいえ、まさかここまでとは思っていなかった。

 山之内君が、片手を自分の大切なところに置き、中指だけを入れてくると信じられない感覚が走った。


「あう、あっ、ああ」

 後は、まかせるままだった。山之内君が、パンティを下げようとしたので腰を浮かすと、右手で左足だけを抜かれた。そのまま足が開かれ彼が足の間に入って来た。えっと思った時は遅かった。


山之内君が、自分の足を大きく開かせ、まさか自分の大切なところに唇を付けてくるとは思わなかった。

そして今まで経験したことのない感覚が走った。今までシーツを掴んでいた手を急いでそこに向けた。

「あーっ、いやーっ。見ないで」


 僕は、竹宮さんの大切なところに手を置くと、彼女から手の甲を触られたもののあまり抵抗もなく中指をゆっくりと入れた。大分濡れている。


男を知らないそこは、まだ閉じていた。僕は仕方なく、右手を竹宮さんの大事なところに持って行き、ゆっくりと開くと、今まで異性を知らないそこが有った。

右手でまだ閉じているそこを更に開き、上の方にまだ小さくピンク色しているぷちっとした部分を指で軽く起こすとそれを唇の中に入れた。


おしっこの匂いと竹宮さんの中から出ている液で独特の匂いがした。これが竹宮さんの・・。 


私は、そこまでされ、恥ずかしさと心地よさで自制心が切れ始めていた。


僕は、口の中でそれを転がしながら、中指でゆっくりと中を触った。興奮しているせいか、入り口はまだ薄い綺麗なピンク、そして、少し広げるとまだ透明の色合いに、奥の方にほんの少しだけ穴があり、そこから液が染み出ていた。


今度は、周りのまだほんの少ししか色づいていない部分に口付けし強く吸った。右側を一通り吸うと、同じように左側も唇で強く吸った。


「うわーっ、あーっ、あーあー」

声が激しく大きくなって行った。


 私は、たまらかった。初めて見せる恥ずかしさもあり、初めてされる経験と、体の中を貫く感覚に声が止まらなかった。すべてはもう山之内君に任せていた。


 僕は、ぷちっとしたところを口に含みながら右指で上の方を激しく擦ると竹宮さんの声がこれほどにと言う程の大きくなった。


そして、目の前に見えている奥の小さな穴から白い液体が、ほとばしり、頭を締め付けられるように内腿で絞められた。


 少しの後、竹宮さんの足の緊張が解けると僕は、右手の親指と人差し指で、その両脇を開けて、自分のそれを竹宮さんの大切なところに当てた。

ゆっくりと入れる。無理をせず、入り口だけで腰を前後した。

「あう」


 はじめは、気持ちが良いだけだった。山之内君が、入り口の側だけで前後していたからだ。やがて、信じられない痛みが走った。


「痛い。くーっ」

眉間を寄せて我慢していると


「大丈夫」

聞いて来た。言葉を出さずに頷く。


僕は、足の付け根をしっかりと抱えて、足を開かせ、優しくそしてしっかりと自分を押した。下にいる竹宮さんが眉間に皺を寄せて我慢している。何度目かの後、ずるずると少しずつ入ると一気に入った。


「いやーっ」

激痛が走った。シーツを思い切り握りしめた後、明らかに自分の中に有るとわかる物が動かなままそのままにしていると痛みが和らいできた。


眉間を緩めると、その物がゆっくりと動き始めた。少しの痛みは残るが今まで知らなかった感情が体を貫いた。


シーツを思い切り掴みながら、自分の体を貫く初めての感覚を感じていた。やがて、意識の遠くで

「竹宮さん、我慢できない。いい」

「大丈夫」


私がそれだけ言うと思いきい熱いものが、体の中にはっきりと入ってくるのが分かった。少しして山之内君の体が自分の上に覆いかぶさった。


少しの時間の後、


「しちゃった」

山之内君の言葉に微笑みながら

「うん」

と頷くと山之内の唇に自分の唇を重ねた。


僕は、自分のものを入れたままに竹宮さんの綺麗な胸を口付けしていると、また元気が出て来た。


入れたままにゆっくりと前後し始めると竹宮さんの眉間に皺が寄った。だが、明らかに先程の痛みを我慢するものではなかった。口元がだらりと開き、自分の背中に腕を回して来た。


声が止まらなかった。さっきとは明らかに違う感覚が体を貫いている。たまらなかった。


「山之内君、だめー、だめー」

と言うと、僕は竹宮さんの大事なところの奥から熱いもが出てくるのをはっきりと感じた。

そして、


「あーっ、だめっ、だめー」

と言いながら竹宮さんはしがみついていた。僕は、自分自身を締め付けてくる竹宮さんの大事なところにこの子はと思うと自分の気持ちを思い切りもう一度出した。


―――――


淳、不味いのでは。



次回をお楽しみに

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