カワセミセナと奇跡の翡翠  第二話 紅の炎

パール「おーい!」


セナたちは、パールさんたちを迎えに来ていました。


セナ「あれ?その子見覚えないけど・・・だれ?」


その少年はイラといい、オオワシのひとりだ。


ボル「イラは最近、近所に移り住んできた子でよぉ。俺らが住んでいるあたりは、俺らくらいの年齢のやつがほとんどいねぇから、すぐに友達になったさ。」


イラ「よろしく、セナ。」


セナ「う、うん。よろしく。」


ミサ「あ~!カナにごはんあげてくるのわすれた~!」


カナはセナの妹で名前は、セナがつけてあげたものです。


クラ「あ、雨じゃ。」


シュウ「なんでこんな季節に・・。」


セナたちの住む世界では、季節は八つに分かれており、とくにヤルブとよばれる季節が800年に一度しか、雨が降らないといわれている季節です。


イア「紅の炎・・か。」


シュウ「なにか言った?」


イア「ううん。なにも。」


            * * *


イラ「へえ。デンが白いデンにねぇ・・。」


イア「それでさぁ、ちょっと話それるけど、さっきの雨のことでさぁ、みんな紅の炎って知ってる?」


パール「名前だけは。」


紅の炎、ヤブルの時に雨が降ると、どこかに灯るといわれている。デンをミラルに変える奇跡の翡翠と合わせれば、デンの一軍を滅殺することができるといわれている。


イア「でさあ、じつは、奇跡の翡翠らしきものを私たちは持ってるの。」


ボル「はぁ⁉」


イラ「そうか!だから、紅の炎を探し出せば・・。」


セナ「この危機を乗り越えられる!」


シュウ「じゃあ、今すぐ紅の炎を探しに行こう!」


クラ「でもここの守備がおそろかに・・。」


ミサ「二手に分かれればいいと思うんだけど。」


シュウ「いいねぇ!すぐいこう!」


シイ「いや、その前に万全の整えをしてからにしましょう。」


シュウ「よし、じゃあすぐに準備しよう!」

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