カワセミセナの大冒険  第八話 空間のマナ

セナ「くっっ・・鍵がかかって開かない・・。」セナたちは、牢屋の前で、

かた~い鍵にてこずっていました。このまま永遠に開かない・・とおもいきや、


シュウ「ハイハイ早速僕の出番!」


シュウは鍵を自動的に開ける機械まで

作っていたのです。鍵はすぐに開きました。


クラ「た・・助かった。」


ボル「あれ・・?なんだかぽかぽかあったかいぞ。」


シイ「いわれてみると・・たしかに・・。」


イア「ええ・・こっちはものすごく寒いんですけど・・。」


ミサ(シイのお母さん)「それは私が風のマナで、クラは火のマナの使い手

だからよ。」


パール「へえ~。」


するとミサが聞きました


ミサ「そういえば、この中で、マナの使い手は?」


もちろん全員が手を上げました。


ミサ「へえ、ぴったりね。」


イア「ぴったり・・?」


セナ「空間のマナの伝説のことじゃない?」


そう言うと、セナは話し始めました。


「昔、闇を研究する博士がいた。博士は闇のエネルギーを凝縮させると、人型の白い生命体になることに気が付いた。博士は白い生命体をミラルとよび、ミラルを量産した。ミラルはとても働き者で、心優しい生命体だった。しかし、そんな楽しい博士の一日一日もあっという間に消え去った。黒いミラルが生まれたのだ。黒いミラルを博士はデンと呼び、その特性を調べた。」


ボル「それって・・。」


セナ「そう。あのデン。デンの特性は体験したとうり。デンは手始めに博士たちを追い出して、自分でデンを量産し始めた。3年後、父の仇をうつべく、立ち上がった。そして、どうやってイラルバを瀕死に追い詰めたのかはわからない。ただし、一つの巻物を残している。『えらばれし8人の者が空間のマナを使いこなし、イラルバを死に追いやったのち、世界の平和を取り戻すであろう。』と・・。」


サグイ「やあやあ、お2人の救出ご苦労。」


イア「いつのまに!」


シイ「みんな!サグイを囲んで!前は6人だったけど、今回は8人だからいける!」


みんな「わかった!」


パール「かこんだよ!」


シイ「じゃあ、せーの!」


みんな「!?」

すると、サグイの上に、虹色に輝くまん丸の玉が現れました。そうです。これこそ『空間のマナ』です。全員そのことをはっきりとわかっていました。

            『亜空間の使者!』


気づくと、全員セナの家にいました。セナ「私たちは・・たすかった?」


               一年後


イア「クラさん!ミサさん!おめでとうございます!」


ミサ「ありがとう。」


クラとミサは夫婦になり、子供を産みました。これでいったんはしずかな生活がおくれるでしょう。あいつがくるまでは・・。

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