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もう記憶も朧気な程の過去になりましたが、夏と冬だけ異常な程忙しい会社に勤めていました。
春と秋にはまとまった休みが貰えて、半月から一月を北海道をフラフラしていました。
一応の目的としては当時競馬が好きだったので、愛車と共にフェリーで津軽海峡を越え、サラブレッドの生産牧場巡りをしようというものでした。
あちこちの牧場にもお邪魔しましたが、ススキノで初風俗体験をしてトラウマになったり、富良野ではどこに行っても北の国からのテーマが流れてて微妙な気分になったり、函館の時計台が思ってたのと違ってショックを受けたり、網走で誰もいない海に向かって叫んだら人に聞かれてたり、ガソリンスタンドが閉まるの早くて真っ青になったり、初めて食べたジンギスカンが思いの外美味しくて感激したり。
温泉や銭湯に入って、夜はコンビニの駐車場や道の駅に車を止めて、街灯のない暗闇で見上げた夜空に驚いたり。
全く生産的なものは無くて、人生や人格に影響があった訳でもなく。そんな日々を、本記事をヨンデ懐かしく思い出しました。
作者からの返信
ありがとうございます!
コメント拝読して、この旅行記を読みたい~~と思いました。
繁忙期の合間、というのも、社会人としてはぐっときます。
美しいものも、そうでないものも見て、期待以上のものも、期待外れのものもあって……。
人生を変えはしないけれど、じゃあ、その時間がない「今」を想像できるか? と言われたら、ノー。
そういう空白に近い時間は、貴重だし、「心に残る体験」より心に残りますよね。
こんにちは。良いですね。このエッセイといいますか旅物語。旅情と哀愁が一体化した文体で惹かれます。私も昔、海外を放浪したことがあり、余計に内容に入り込みました。
作者からの返信
ありがとうございます!
とてもうれしいです。
わたしの場合、放浪未満な感じの旅の思い出ではありますが、小林勤務さんの思い出など喚起でしたのでしたら、幸いです!