空から落ちて来た男の子

「ねえ、あんた。あんた、何処から落ちて来たのよねえ。」

 どうして、我は、生きておるのか。

 分からぬ。分からぬのだ。

 「ねえ、あんた、血だらけよ、ねえ、大量出血で死んで終うわ。」

 文章を書いていた。

 何か、目的があったのだろうか。何の為に、文を綴っているのか。誰の為に文を綴っているのか。

 「ねえ、あなた、ねえ、ねえってば。」

 この、者は、一体誰だ。

 しらない。知らない。何処の、者だ。言葉は分かる、言葉は分かる。心配しているのか。心配しているのだ。

 我は、起き上がると、やがて、歩き出した。

 

 「何者なの、あんた。」 

 わからぬ。分からぬのだ。

 只、この世界に生まれ落ちて、彼是、ずっと、分からぬまま、いたことだけは分かる。しかし、分からぬのだ。この世界の事も、あの空の上から、我が落ちてきた前の事も。

 「あんた、あんな、空高くにどうやって行ったのよ。」

 わからぬ。

 我は、何者であったのか。記憶の一部が、損傷しているのやもしれぬ。

 「うえええ、ばげなKあ。」

 おかしい、上手くしたが回らない。

 「ん。何て言ってんの、分かんないよ。」

 「げええええばばばせええええぜ。」

 「あはははは。おかしな人ね。」

 どうやら、私は、喋れなくなってしまったようだ。

 

 そういえば、次回の世界では、魔法が存在するストーリーが準備されていた。

 あの世界は、一体。此れ迄のストーリは、序章だった。

 存在濃度装置を発明したのは、○○○族だ。

 何を言っているのだ、我は、○○○族とは、果たして何の事だ。

 存在濃度装置、一体何を言っているのだ。

 分からぬ。我は、己が何者で、どのような人物だったのか、皆目見当がつかぬ。 

 YouTubeは、我等の時間を奪う、奪う、奪う。

 Twitterは、我等の時間を奪う、奪う、奪う。

 基本的に、奪われている、奪われている、奪われている。

 無駄なものに、支配されている、支配されている、支配されている。

 登録者、フォロワーの数に、悩まされている、悩まされている。

 動画投稿者は、考える、考える、考える。

 一般人が、動画投稿で、成功するのは、至難の業だ、至難の業だ。

 大抵は、登録者千人行かない。

 千人でも、十分凄い程だ。

 Youtuberは、偉い訳では無い。只の一般人、只の一般人が、何が如何した訳か、運に恵まれて、売れただけだ。他にも、動画投稿をしている奴は、山ほどいるし、そんなに大差はない。

 世の中、本当に偉い人がいる。

 本当に必要な物は、ある。食べものだとか、電子機器だとか、医療だとか、建設だとか、貿易船だとか、飛行機だとか、だ。

 そういった、どうしても、必要で、無くてはならないものを、動かしている人が、また、その役割を担って、責務を全うしているが、大して、褒められるわけでもなく、其れを毎日続けている、一般人こそが、真に偉い人達なのである。

 しかし、世の中、どうでもいい、無駄なもので溢れている。

 基本、無駄なものを、売る為に、人々は、悩み考えて居るのである。

 其れは、YouTubeの動画にしても、同様である。

 云わば、エンターテインメントは、本来、金にはならないものなのだ。

 其れを、金にしている時点で、無駄なものだと、おわかりいただけるだろうか。

 そう、元来、無駄なものなのだ。

 その無駄を作り続けているのだから、全く、廃棄物のような物で或る。

 其れが、真である。

 奴らは、自分たちが、人間廃棄物で、ある事を知っているのだ。その存在価値が、無い事を理解しているのである。

 その恐怖から、逃れるように、大した価値もない、自分たちに、価値があるのだと、視聴者を欺く為に、まるで、子犬の様に、親に、褒められようとする子供のように、目をキラキラと輝かせて、声を上げ、動画を撮り、編集するのである。

 そう考えると、全く、同情の感が出ない事も無いので或る。

 其れは、芸能人にしたって同様だ。

 基本的に、金にならない仕事なのだ。

 金にならないはずの、エンタメを金にしているのは、広告だ。

 宣伝でしか、エンタメは御金に成りえない。

 其れか、営業だ。

 その無駄な、、意味のないエンタメを売るのだ。

 公演をしたり、ライブをして、ファンを増やそうとするのだ。

 此れが、宗教活動や、政治活動と大差があるだろうか。

 基本的に、無駄なのだ。宗教も、政治も無駄なもので、別になくなっても誰も困りはしないものだ。

 けれど、何処かの誰かが、言い出したのだ、暴れ出したり、暴力を振るったのかも知れない、そうして、此処が我の国だとか、とほざきだして、国を運営していこうと、なった、だけだ。別に誰も困っていない。

 基本的に、暮らそうと思えば、自給自足の生活など、容易いが、其れよりも、便利な、文明が発展しているので、止む無く其れを利用せざる終えないだけなのだ。

 偉いのは、国ではなく。医療を提供している、医療従事者だ。

 基本的に、政治は、無駄な物で或る。

 軍事力と言うのも、大概は、無駄なものだ。

 あんなものは、クソの役にも立たない。

 航空機は、物を運ぶために使えばよいし、潜水艦は、海底の調査に使えばよいのだ、舟は、漁業や、海運に使えばよい。

 其れだけの事だ。

 其れが、何がどうして、争いに、其れを使うというのだろうか。

 無駄な事だ。

 基本的には、無駄な事なので或る。

 国と国のいざこざや、戦争も無駄な事だ。

 領土の取り合いなんぞ、厭になる。

 領土なんぞ、要らないではないか。

 普通に、暮らせる土地があればいい。

 それだけだ。

 何処の民族も頭が、悪いので、其れが出来ないのだ。

 御気の毒様である。

 作物を採り過ぎたり、此れを我らの土地だと、いい合いになるのだ。

 ああ、厭だ。

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