死ねばどうなるのか。

死んだ者にしか、分からない事だ。証明する事もできないが。

 終わりが、あるのか、無いのかは、終わり、経験したものにしか、分からない。終わりは、あるのだうか。

 全ては、粒子に過ぎない。と分かっていても、人間どもは、死ぬ時に、在りもしない、冥界での、冥福を祈るのだ。

 死ねば終わりである。

 其れは、粒子である事から、も解るであろう。

 死後の世界など、は、存在しない。

 めぐり、めぐる事もない。

 意識が、記憶が、形成される、途方もない、無限に近い年月をかけ、全く同じ、己が、つくられる。

 己が存在している、確率は、無限に近く、低い。

 己は、己しか、いないのだ。

 死んで生き返る事は、ない。

 死ねば終わりだ。

 復元など、出来ない。

 できたと、して、も記憶は、消えている。

 そいつは、遺伝子や、DNAは、等しくとも、経験した事は、異なる。

 違うのだ。

 地球と、全く同じ、地球が存在する。

 其処では、己と全く同じ、自我を持った、遺伝子も、DNAも、寸分の時間違わず、考えて居る事から、行動まで、等しいのだ。

 違うのは、場所だけだ。

 等しい物質組成で、惑星で、宇宙なのだ。

 そんな事が、果たしてあるだろうか。

 死ねば終わりなのだ。

 死ぬと、どうなるのか、分からない。その恐怖が、あるはずのない、死後を思い浮かべさせるのだ。

 死んだ人間の墓を創るのは、その人間が、生きていた事を、してきた事を忘れないように、する為だ。

 

 どうして眠ってしまったのか。

 理由は、特にない。

 環境だ、外部が、与えた影響により、己の身を守るための、眠ったのだ。

 ストレスという、苦痛から逃れる為に眠ったのだ。

 起きた時には、誰かが呼ぶ声が、きこえた。

 御飯だという。

 御飯、どうして、食べなくては、死んで終うのか、眠る前にいつも、考えて居る事の一つだ。

 食べなければ、死ぬのだ。誰が、考えたのかは、知れないが、死ぬらしい。其の為に、生物は、理不尽な奪い合いの中で、過ごす事を強いられているのだ。

 食べる事を辞めた人間が、いた。

 その人間は、案の定死んだ。肉が皮になっていた。骨が、浮き出ていた。

 死んだ本人は、自分が死んだ事に気付けただろうか、死んだと、思い込んだだけかも知れない。

 あらゆる事象は、数学で表す事が、出来るのだろうか。

 数は、エネルギー保存則の外にあるものだ。

 減る事もなく、増えることもない、無限だ。

 無限から、0や、マイナスに収束する事が、果たしてあるのだろうか。

 数字は、永久だろうか。

 時は、永久だろうか。

 空間は、永久だろうか。

 時空は、有限だ、変化するものだ。つまり、変数だ。

 数字は、無限だ、永久だ。なくなることは、ない。減る事も、増える事もない。

 かってに、数字を使って、増えた、減ったなどと、いっているのは、人間が、思いついたことに過ぎない。

 数字は、無限なのだ。そして、動いてなどいない。はじめから、そう、設計されていた、仕組みなのだ。

 数字は、そうなるように、出来ている。

 運命というものは、数字で、予め決められている。物体や、物質は、数字の後に、出来たものだ。

 骨格は、数字にある。

 その数字に物質が、肉付けをしているのだ。

 その肉は、やがて心を伴うように、なるのだ。

 魂は、肉体と共に、生まれてくるのだ。DNA、遺伝子、デオキシリボ核酸、脂肪酸、アミノ酸、其れが組み合わさり生命となる。生命は、化学結合の相互作用により、神経を生じ其れが、心となる。

 心は、電磁気の回路なのだ。

 その部品に肉が、使われているのだ。

 核に影響を与えると、細胞は、癌化するか、進化する。

 核子だ。

 核子の中には、クウォークが、ある。

 其れ等は、結びついている。

 弱い力により、原子の核が、つくられる。

 強い力により、核の中に、中性子や、陽子を閉じ込める。

 

 風呂に入る。

 逃げるように、風呂に入る。

 玄関から人が入って来る。

 風呂場に行き、扉を閉めて、隠れる。

 どうにか、この状況を打破しなくては、ならない。

 その人が、消えるのを待って、風呂から、上がる。

 

 風呂を上がると、部屋は、キッチンの調理場の蛍光灯からの光が、部屋を薄暗く照らしている。

 もう、夜だ。

 何だか、異常に眠い。

 ストレスだろうか。

 光はフォトンによる、作用だ。

 光は、粒子なのか、波なのか。

 波とは、周期の事だ。

 粒子が、波のように、動いているのでは、ないだろうか。

 節分に、豆まきをした。

 優しい気持ちになった。

 その時は、そうだった。

 一人でいるときは、優しい気持ちになれる。

 優しさ、とは、何なのだろうか。

 優しくなど、なかった、只のオキシトシンだ。

 幸せホルモンとか、いう奴なのだろう。

 

 インスリンが、放出された。

 糖分を摂取する事で、身体中が、その栄養を、得ようと、している。

 アミラーゼが、分解を始めたようだ。

 もう、3分が経過した。

 一秒一秒が、短く感じられる。

 時間の経過が、加速して、速度が、上がっているように、思える。

 どうして、だろうか。

 snsを頻繁に使うように、なってからだ。

 SNSは、時間を奪った。

 フォロワーと、いいね、と引き換えに、奪われたのは、時間だった。

 最新の話題と、流行に、乗らなければ、いいね、とフォロワーが、付いてこないのだ。

 一秒の猶予もなく、投稿する必要が、出てくるのだ。

 投稿した、後も、その反応を見て、四苦八苦するのだ。

 時間が、経つがやけに、速く感じるのだ。

 其れが、snsの罠なのだ。

 

 そう、考えると、snsとは、現代人から、多くの、大切な物を、奪った、最大悪に思えてきてならない。

 政治家や、国の偉い人間、学者や、恋人、家族、友達、見ず知らずの誰か、テレビに出ているタレントに至るまで、利用者は、後を絶たない。

 ネットで、有名に、なろうと、する、者は後を絶たず、現実世界で、有名な人間が、ネットで、更に、知名度を上げようとする、動きも出ている。

 つまり、此れが、現状であり、現実なのだ。

 ネットは、我々から、時間を奪った、テレビと、同様に。

 有名人に成れるかもしれない。

 その淡い希望が、時間を奪っていくのだ。

 見ず知らずの、誰かと繋がり、小さな特技を褒められ、有頂天になり、ドーパミンが、ドバドバと溢れ出て、気づけば、離れられなくなっていくのだ。

 自分をみてくれる誰かの、為に必死に何かをしているのだ。

 其れは、一人では、なく。

 未来に渡っては、半永久的なのだ。

 その半永久的な、発言や、作品を、人々は、すきな時に、すき勝手に、見る事が、できるのだ。

 誰も、其れを、止めるものは、いない。

 その中で、創られたコミュニテ―同士で、訳の分からない仲間意識を覚えたりするのだ。

 その様子を見て、喜び、快楽を覚え、楽しんでいる、人間は、まさに、ゴミである。

 此れが世界の現状なのだ。

 世界は、ネットを受け入れた。

 其れが、現状であり、現実であった。

 ネットから、始まるのだ。

 現実の後にネットが、来ていた時代から、変わったのだ。

 現実で、多少、有名であったとしても、所詮は、一部の人間にだけだ。ネットは、使っている人全員にその名前が、知られるのだ。

 末恐ろしい事だ。

 知ってもらわなければ、売れないのだ。

 資本主義にとって、金銭は、生命線だ。

 ネットは、市場を増やすのには、持って来いの、代物では、ないか。

 だからこそ、世界中は、ネットの利益に、踊らされ、現実を忘れ、死ぬのだ。

 魔法使いにで、なったつもり、である。

 ネットの魔法である。

 或る種の、呪とでも、いった方がいいだろう、かつてのテレビが、そうであったように。

 寒い。

 作家にとっては、書く事だけ、が、生き残る方法だ。

 ネットの世界で、書く作家も、世の中には、いるのだ、という、私も、ネットで、執筆していた事が、ある。

 全く、見てくれる人が、増えなくて、悔しかった。

 他のsnsで、宣伝したり、別のユーザに、いいね、としたり、して、知ってもらおうと、しないと、中々、大変なものである。

 どんなにいい、作品も、こういった、ある種の営業が、大事なのだと、痛感させられた。

 兎に角、フォローしてみたり、評価してみたり、彼方此方を、巡回するのだ。

 其れは、現実の世界でも、言える事では、ないだろうか。

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