第3話 戸惑い
マルクは、その震える手をゆっくりと動かした。まず最初はどこに触れたらいいのか、それがマルクには分からなかった。どこを触ってもハズレな気がしてならない。
肩か? 頬か? それとも腕か? できるだけ当たり
「大丈夫。私は逃げないよ。だから触って。どこでも、マルクの触りたいところを、正直に」
その言葉で、マルクの鼓動はさらに激しくなる。アリスは、相変わらずの
「最初はやっぱりそこなんだね」
すると……
「っん!」
急にアリスが声を
「あ……ごめん、私も初めてだから、ちょっと……刺激が強かったかな。やっぱり恥ずかしくて……」
あれだけ
マルクは、自分の思考が徐々に興奮していくのが分かった。そのような安っぽい男の
「ごめん、アリス」
「えっ?」
「全部、見せてくれ」
そう言うとマルクは、彼女の背中に手を回し、水着の紐をするりと解いた。
アリスの胸は支えを失い、乳房を覆っていた可愛らしい最後の布は、あっけなく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます