第25話 道標ない旅-25
朝早く学校に来て、五十六はメールを開いた。また、ドリフレからメールが来ていた。
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五十六さんへ
この間は、お話の途中で突然切ってしまって、ごめんなさい。
ママが入ってきたので、慌てて切ってしまいました。
また、話し相手になってください。
お願いします。
ドリフレ
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五十六は返事を書いた後、そのファイルを自分のクラウドに入れて、痕跡を消去した。
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ドリフレちゃんへ
進学校に通ってると大変だね。
うちも再来週、木金土と試験があるので、勉強しなくちゃいけないんだ。
まぁ、慌ててやってもたかがしれてるけど。
うちは試験1週間前は、クラブ活動は停止だから、
今度の土曜日は誰もいません。
メールで会話しませんか?
都合のいい時間教えて、ね。
それじゃあ、またね。
山本五十六
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サークル活動も終わり、みんなが部屋を出たのを確認すると、五十六はメールを確認した。まだ返事は来てなかった。
翌日も早く学校に来て、メールを開いた。ドリフレの返事はちゃんと届いていた。
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五十六さんへ
土曜日は試験前ですが、家庭教師の先生が日曜日に変更になったので、
時間はいつでもかまいません。
1時から5時くらいまでで、
五十六さんの都合のいい時間で結構です。
ドリフレ
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ドリフレちゃんへ
土曜日はいつでもいいってことだけど、
2時半くらいからでどうですか?
ちょっと、補習させられるもので。
劣等生はつらいよ。ハハハ。
返事待ってます。
山本五十六
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