第9話 あとがき
いや、本当に突然降りてきました。
もちろん、いつかは書こうと思っていましたし。
設定はあったんですが。
憎からず思っていた二人が急接近するには、やはり事件が必要だ、と思っていたので、きっかけの事件も、頭にはあったわけで。
でも。
惹かれあった二人が、年齢差やらなにやらを超えて、どうしたら結ばれるのか……。
瑛比古さんが美晴さんを大好きなのは分かるけど、でも、どうしたら、『つい、やらかしちゃ』えるのかと。
成り行き任せで行きずりの関係を結ぶとか、瑛比古さんの性格を考えると、簡単には起こりえないし。
そこは、まあ、美晴さんに頑張って誘惑してもら……えないよね、こっちも性格的に。
まあ、なんとかそこまで持っていって……書いていいんだろうか?
そこが第二の悩みどころ。
本編のセットなので、レーティング、できればかけたくなかったし。
だって、若さと恋の熱情に引きずられてムニャムニャ……なんて、この二人に関しては、ちょっとリアルに書くの、恥ずかしいし。
お父さんとお母さんの恋愛事情で、そこだけは、なんとなくスルーしたいとこ、みたいな。
でも、二人がどれだけ相手を好きで、産まれてくるハルを愛していたか、それはちゃんと書きたい。
ずっと頭の上の方でプカプカ浮いていたストーリーでしたが。
この週末、皆さんの作品をそこらじゅう閲覧しまくっていて。
今週は、お絵描きしようと思っていたんですけど。
描きたい構図は、どんどん浮かんで。
そうしたら。
瑛比古さんが、美晴さんに迫る悪ガキを撃退する場面が降りてきて。
めちゃくちゃ冷たい目で、ズバズバ口撃して。
そのあと、今度は美晴さんを抱き締めて、耳元で愛を囁く場面が降りてきて。
この2つの構図が、ビシッと繋がって……あとは勢い任せで書きました。
いや、やっぱり、こーじーは夢中になれるビジュアルが降りてこないとダメなんですね。
無我夢中で書いたので、粗もありそうですが、適当につっこんでおいてください。
若さゆえ、と言うことで(笑)
~タイトル(名言)について~
『あなたと家族になりたい』は瑛比古さんのプロポーズの言葉で、美晴さんの返答で、結果的にはハルへの初めてのメッセージです。
この二人にとって、家族は特別なものなので。
なのでタイトルにもすえてみました。
瑛比古さん視点は、いずれ続編にも出てくる可能性がややありますので、そこでまた。
読了ありがとうございました。
あなたと家族になりたい 清見こうじ @nikoutako
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