第7話
オルヴェスが火を吹くと言ったら師匠から封印を勧められた。
「早いうちにしておきなさいよ」
魔術師としての資質を金勘定に変換してしまった彼女はそう言った。
という訳で動物病院にオルヴェスを連れて行ったがこれが大変だった。
「じゃあちょっと予防封印しておきましょうか」
白魔道士の先生はそう言って封印の用意をするがオルヴェスが暴れるのだ。暴れるというか、ジタバタするというか。
「オルヴェス、じっとしてるんだよ」
そう言ってわたしもオルヴェスを押さえつける。
「はい高貴なるオルヴェスさま、少しお堪えくださいねー」
先生はそう言いいながら封印魔法を発動しかけたが、その時に
ぼう!
オルヴェスの小さな炎が先生の顔にクリーンヒットした。髪の毛が燃えて結構な大騒ぎになってしまった。看護師の女性があわててタオルで火を消す。
「あはは、オルヴェスさまは元気ですねー」
結構すごいことになっていたが、慣れてる先生は笑顔を保ってそういった。
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