第6話
魔術写本屋だって飲まなきゃやってられない時だってある。
なにがオトコだ、なにが非モテだ、ちっくしょーうい。ひっく。
部屋に戻るとオルヴェスがお出迎えしてくれた。
「ぅおーるゔぇーすちゃああぁあん」
うう、あんただけだよ。
「たぁーだぁーいいまあー」
オルヴェスを抱きかかえた。
「んもおおう、げんきだったぁ?」
そういってオルヴェスの身体に顔を埋めてスリスリする。ざり。
「…いた、…顔きった…」
もうオルヴェスの鱗も少しは固いのであった。
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