第6話 あの夏の結末は

あの日、私は姉を助ける事が出来た。

私もみんなも無事だった。

まあ、無事じゃないとこんな語り出来ないけどさ。

あの後私は呼び出された。

鈴木先生に。


「俺の彼女を助けてくれて、ありがとう」


「私の姉と付き合っていたんですね。 私は知りませんでしたよ」


「まあ十年前からだから知らなくて当然だよ。 本来なら居ないことに…ね?」


「まあ、そうですね」


「でも大助かりさ。 彼女は凄い幸せそうだから」


「それなら良かった」


こんな話をした。

姉が幸せになったのならばこれで良かった。

助けてよかったな。

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一通の手紙と夏の謎解き さくら ゆい @yui_0830

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