エピローグ

『罰はなんなりとお受けします。

　ただ、報告をさせてください。ナンノ様は復活され兵器と共に現在イエディにて行動しているようです。しかしながら一つ気になる部分があります。男が一人共に行動していました。その男はしもべという立ち位置ではなくナンノ様が慕っている印象を受けました』

「…………」

『その立ち位置というのは本来ならば貴女様がふさわしいかと――』

「会議中に申し訳ありません！」

「…………」

「緊急のご報告です。時間がありませんので簡潔に申し上げます。諱を口にするお方が現れました。場所はイエディ付近を巡回中の兵士の通信機器からです！」

「罰はなし、功績とします」

『え？』

「詳細はあとで聴くから待っていて。あぁぁ、幾年月も待ちましたぁ。ナンノナンノナンノ。あぁ、ナンノは待たせてはいけない。さあ、ワタクシを繋いでくれるかしら愛しい人の元へ」

「はっ！　いますぐお繋ぎします。閣下」

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