④ハマりすぎて後悔する~神獣7体撃破

 正直ここまでハマるとは思っていませんでした。


 昔と比べてゲームにハマることがあまりなくなっていた昨今。最後にハマったゲームは『Ghost of Tsushima』だったでしょうか。

 ここ数年は据え置きゲームは年に一本やれば十分くらいのものでしたが、『聖剣伝説3』はその一本になりました。


 しかし、なんでこんなにハマったんだろう……。

 リースちゃんやアンジェラちゃんが可愛くてエッチだからという理由は間違いなくあります。特にアンジェラちゃんの新クラス「メイガス」の衣装がエロすぎ。あんなんサキュバスやん。


 という話はともかく、やっぱり純粋に面白いんです。

世界観とシナリオとゲーム的な面白さがうまいことかみ合っているといいますか。

 もう少しだけ詳しく掘り下げると、ファンタジー異世界ならではの問題とその解決法の面白さだったり、各キャラごとに異なる魔法やスキルを活かした戦闘の面白さだったり、「敵を倒す」「アイテムを得る」「レベルが上がる」「新たな技を覚える」などといった様々な報酬がバンバンもらえるデザインだったり。


 ……と書いていて思ったのは、異世界ファンタジーってやはりゲームに向いているなぁと。

 つまりプレイヤーが得られる様々な報酬を設計しやすいんですね。

 Web小説において異世界ファンタジーが流行しているのも、このあたりの事情が絡んでいるのではないかと睨んでいます。

 (そして私の小説がいまいち伸びなかったのも、上述のような異世界ファンタジーのメリットをうまく取り入れられていなかったからなんじゃなかろうかと……)



 さて、前置きはこのくらいにしておきまして。

 今回もざっくりとストーリーを振り返ったのち、印象に残った点をいくつかピックアップしていきたいと思います。


   ×   ×   ×


■ マナストーンをすべて解放→マナの聖域で「マナの剣」を手に入れた


 各地に点在していた8つのマナストーンをすべて解放したリース。すると、「マナの剣」が刺さっているという「マナの聖域」への扉が開かれました。


 それを待っていたかのように敵勢力も動き出します。前回の記事でまとめた三つの勢力「ビーストキングダム」「ナバールの”美獣”」「魔法王国アルテナ」がこぞって「扉」を通り「聖域」に乗り込んでいきました。


 「マナの剣」は手にした者の願いを叶える神器。悪しき者の手に渡れば邪悪な目的のために使われてしまう可能性も秘めています。

 リースたちはなんとか三つの敵勢力よりも先に「剣」を手に入れなければなりません。しかし、彼女らはここで行き詰まります。上空に開かれた「聖域の扉」に至る方法がなかったからです。

 一方の敵勢力たちは飛行船などで続々と「聖域」に乗り込んでいきます。……ずるくね?


 そうも言ってはいられません。そこで我らがリースちゃんは思い出します。故郷ローラントの「天の頂」と呼ばれる地に「翼ある者の父」と呼ばれる存在がいたことを。

 そう、「乙女しか認めん!」という謎のこだわりによりローラント軍を女性兵アマゾネスのみで構成させることになった件の変態……もとい守護神です。


 なんやかんやあって「天の頂」へ到着したリースちゃんたち一行。そこで彼女たちは四つの翼を持つ竜のような幻獣と遭遇します。それが伝説の「翼ある者の父」でした。

 「父」とか呼ばれていましたが、実はその幻獣は牝だったことが判明します。リースが「フラミー」と名付けると、その名前が気に入ったらしく彼女は力を貸してくれることになります。動物に愛されるリースちゃん、さすがのメインヒロインりょくですね! ナウシカかよ。


 一行はフラミーの背中に乗って「マナの聖域」に急ぎます。竜の背中に乗って飛ぶのってロマンですよね……とか言ってもいられない事態ではありますが。


 「聖域」に着くと、そこには凄惨な戦の跡が。三つの勢力が相争い、潰し合ったあとのようです。であれば「マナの剣」はまだ無事かもしれない。

 急いで聖域の奥へ向かうリースちゃん。そこで彼女はまだ抜かれていない「剣」を目にします。

 それもそのはず。「剣」は選ばれた者にしか抜けないものだったのです。かくしてリースちゃんは「剣」を手にいれます。

 すると「マナの女神」の幻影が現れて一行にいくつかの事実を告げました。フェアリーが悪しき者にさらわれてしまったこと。世界からマナが失われたことで、マナの樹がまもなく枯れ果ててしまうこと。また、それにより封印されていた神獣たちが解き放たれ、世界が滅亡の危機にさらされてしまったこと。


(※このあたり、自分の理解が追いついていない部分があります。世界からマナが失われた理由は、三つの敵勢力が古代魔法とやらを発動したせいのようです。しかし、リースたちはそれを阻止するために各地のマナストーンを巡っていたのではなかったのか……。ちゃんとシナリオ読まなきゃダメですね。。。)


 とにかくまずはさらわれたフェアリーを助けないといけません。

 どうやら彼女をさらったのは”美獣”たちの勢力だった模様。そして、彼女たちの勢力が他の二つの勢力との競争に勝利したことが明かされます。魔法王国アルテナに与していた「紅蓮の魔導師」「黒耀の騎士」、およびビーストキングダムに与していた「仮面の道士」「死を喰らう者」は、それぞれ殺されるなり敗走するなりして退場したようです。大物を一気に粛正してしまうのが凄いですね。


 一方、”美獣”たちはというと……。

 彼女と彼女に仕える”邪眼の伯爵”は「黒の貴公子」なる人物に仕えていました。

 その「黒の貴公子」が魔界の王子であることが明かされます。”美獣”たちの目的は各地の神獣を復活させて人間界を滅ぼし、この世に魔界を現出させて黒の貴公子に献上することのようです。

 それには「マナの剣」が必要でした。”美獣”たちはフェアリーの身柄と引き換えに「剣」を要求。リースは仕方なく「剣」を渡してしまいます。

 かくして8体の「神獣」が解き放たれてしまいました。


(※このへんもやや理解不足。神獣を解き放つトリガーは「世界からマナが失われた結果マナの樹が枯れたこと」? だとすると「マナの剣」はまた別件で使われる?)


 しかし、まだ世界は滅びたわけではありません。

 実は神獣は本来ひとつの存在であり、8体にわかれているいまなら各個撃破が可能のようです。

 各地に点在する8体の神獣を倒すため、リースたちはフラミーの背に乗って旅立つのでした。

 


■ 神獣を7体まで撃破


 そんなわけでサクッと7体まで撃破しました。

 ここはもう、ほんと何も語ることないです。なぜならシナリオがないから。

 7体の神獣はどのような順番で倒してもいいようになっています(たぶん)。

 RPGにおいて「一本道のシナリオ」は揶揄される対象になりやすいだけに、攻略の順番を自由に選べるのはなかなかいいですね。


 ですが、正直途中でちょっと飽きてしまったのも事実。「8体の神獣を倒さなければいけない」という目的は明確なのですが、やること自体は各地のマップを進んでボスを倒すという同じ行為の繰り返しですからね。人間は同じようなタスクと報酬が続くと飽きてしまうようです(贅沢だな)。自分の小説でも似たような展開や報酬が続かないよう、飽きさせないような演出が必要なのかもしれません。


■ アンジェラが強すぎる


 新クラス「メイガス」にクラスチェンジしてエチエチコスチュームを手に入れたアンジェラちゃん。

 ルックスにおいても最強となった彼女ですが、実力もヤベーやつでした。


 特に新しく覚えた魔法「エインシャント」が強すぎる……。詠唱時間はやや長めですが、高威力&広範囲の隕石っぽいものを降らせる魔法で、味方のHPを削って威力を高めるアビリティと組み合わせるとアホみたいなダメージをたたき出します。まともに当てればボスも6~8発くらいで倒れるという壊れっぷり。もうあの娘ひとりでいいんじゃないかな……。


 ……ともならないのが本作のいいところですね。アンジェラちゃんの最強っぷりを遺憾なく発揮するには、前線でリースちゃんが身体を張ったり、シャルロットちゃんが回復したりしてあげることが不可欠なのです。美少女をこき使うアンジェラちゃん、魔性の女やで……。


   ×   ×   ×


 という感じでオリンピックそっちのけで毎日ガンガン進めております。

 そのオリンピックも開催直前のこの時期にいろんな問題が噴出していて見るのもつらいですが、暗いニュースですさんだ気持ちを『聖剣3』がいやしてくれるので本当にありがたいばかりです。


 だからこそ、声を大にして言いたいと思います。


 和ゲーはマジでポリコレに屈したらアカン!


 美少女はね、癒やしなんですよ……。

 せめてゲームの世界の中では可愛い女の子のセクシーなコスチュームを堪能させてください……。

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