お題20、錆びた看板

とある男性が遠方のお客様に商品を届けに行って、その帰り道。

高速に乗って帰ってた。

届け先が県を超えてのお届けだったので、その男性はナビを頼りに道を進んでいたんですね。

でも、ナビで大体表示されるんですが、運転しているとやはり看板を頼りにして見るんですね。


男性もナビで見つつ、看板見つつで帰路を進んでいたんですが、ふとかなり前にある看板がやたら汚いなと思った。

どんどん近づいていくと、やたら錆びてる。

あれだけやたら汚いなぁと思いつつ通り過ぎた。

そのまままた車を走らす。

あれ?男性は自分の先に目を凝らした。また看板があるんですけど、それも錆びていて文字が見えづらい。

看板取り替えないのかなぁと思いながら進んでいた。

また看板が見えた。今度はあまり錆びてなくて辛うじて文字が見える、男性が文字を読もうとすると突然目が痛くなった。たまらず目をつぶってしまっていたら、看板を通り過ぎてしまった。

何て書いてあったかなと思いつつ、しばらく走ってみるともう普通の緑の看板しかなかった。

あれ、何だったんだと思いながら、会社に帰ってきた。

会社には同僚しか残っておらず、その同僚に先程の看板の話をしたんですね。

〇〇~〇〇までの区間に錆びた看板がたくさんあってさぁって

そしたら、え?俺そこ三日前くらいに通ったけど、そんなのなかったよって。

え?嘘だろ?と言ったんですけど、同僚は確かになかったと、そもそもそんな錆びた看板放置しないだろ。

確かに。

そういえ、あの看板何て書いてあったんだろうな。何であの時、突然目痛くなったんだろ

結局何も分からずじまいでしたが、皆さんも錆びた看板があったら気をつけてくださいね

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る