お題19、うさぎの恩返し

ある女性がうさぎを飼っていたんですね。

真っ白のふわっふわのうさぎですね。名前はユキって名前をつけてすんごく可愛がってた。

普段、自分がいないときはケージに入ってもらっていて、自分が家にいるときは部屋んぽのため、ケージの扉を開けて自由に遊んでもらってた。


ある日、その飼い主の女性がかなりの熱を出してしまった。


それでも、うさぎの世話をしなくちゃとうさぎのいる部屋に行ってお世話していたんですけど、うさぎの部屋でとうとう意識がふっと飛んでいきそうになった。

もうダメだ、横になろうってウサギ部屋で横になったんですね。

そこでうとうとしていると額にずっしりと重みを感じるんです。そして、めちゃくちゃ冷たくて気持ちいい。

わーなんだこれーってもう目も開けられないぐらい弱ってたんで、その冷たさと重みを受け入れてどんどんどん眠くなってきて眠ったんですね。

ハッと起きると目も頭も体調もスッキリしていて、熱も下がっていた。

起き上がろうと思ったんですけど、自分の脇に愛するユキが顔を埋めて寝ていたんですね。


ひょっとしてユキが助けてくれたんじゃないかなって、姿や名前の通り雪みたいな存在になってきっと私を助けてくれたんじゃないかなって、ものすごく良い笑顔で話してくれて、いいなぁとうらやましくおもったんですが、ただ、めっちゃう〇こしてた、囲まれてた。って聞いてちょっとだけ羨ましくなくなりました。

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