お題16、おにごっこ

皆さんはおにごっこした事ありますか?

私はね、ありますよ。私ですらあるんだから、なかったら・・・あ(察し)ってなっちゃいます。


ただ、子供のころにはおにごっこはしていても、大人になってからってしたことあります?

ちゃんとシラフで、酔っぱらった時にうえーいって時にノリでやったんじゃなくてね。


ある男性Aさんとしますね。Aさんが同窓会で懐かしい友達と、その人はお酒飲めなかったんでシラフでも盛り上がれるほど楽しい同窓会だったんですね。

同窓会が終わった後、数グループに分かれて帰宅しようとしてた。

で、そのシラフのAさんグループが徒歩で帰宅しててその帰りの途中で公園があった。

そこで誰が言い出したか分からないけど、鬼ごっこしようって言い出したんですね。

ふざけてたんですが、以外とノリ良くてする事になったんですね。


で、Aさんが鬼になった。

まぁ、いい年した大人がね鬼ごっととはいえ、盛り上がったんですね。

ただ、捕まらない。

もう、お腹も出てる年なのでAさんまったく捕まえられない。

だんだんテンションも落ち着いてきたし、疲れてきたしでやめようとなりました。

その時、Aさん含めて6人のメンバーだったんですけど、二人は怪訝な顔してAさんの所に戻ってきたんですね。

どうしたって聞いたら、お前俺の事捕まえてないよな?って変な事聞いてきたんですね

え、捕まえられるわけないだろって自虐も含めて伝えたんですけど、

二人は首をひねって言うんです。背中をタッチされたって。

えー怖いこというなよぉってAさんが言った瞬間、

ドンっとAさんの背中が押された。

慌てて振り返っても誰もいなくて、シーンとした後、Aさんたちダッシュで公園から出て蜘蛛の子散らすみたいに逃げてった。

あの公園に何かあるのかとかはまったく分からないらしく、あれが何だったのか分からないままですね。

子供だったのか大人だったのか老人だったのか、遊びたかったのか、うるさかったのか、邪魔だったのか

とりあえず、Aさんは何事もなく背中に謎の痣も出来ているわけでもなく、無事に過ごしています。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る