忌み嫌われた夢のナレハテ

くうき

忌み嫌われた夢のナレハテ

少しだけ手を伸ばした

どこにも無いゴールに

当たり前とか普通だとか

何も分からずに求めた


死にたいなんて吐き出して

すぐ楽になりたいと願った

僕は小心者だから

すぐに逃げ出すんだ


明日をわからずに

ナニゴトも決めつけ走った

嫌なことすら断り切れずに

精神を擦り切らした

何が平等だ

何が愛情だ

嫌でしかない世界の

ただちっぽけなこの歌


燦然とした

この死んでいる世界は

気が付けば荒廃していたよ

ねえ、君は何を望んだの

そして何を願ったの?


稚拙な言葉だけでできた

この歌になんで希望なんか持っているの?

潰えて廃れたこの世の中は

気づけば

何処か音が失われた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

忌み嫌われた夢のナレハテ くうき @koooodai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ