とうとうバレちゃいました!?

入学して早1ヶ月ww

いやはや学園生活も慣れましたなwww


タツヤ「なぁ…アベルがもう顔真っ赤になってるから離したらどうだ?」


アベル「あぅ…あぅ…」


ヤベwもう限界かwww

仕方ないからアベル君から離れるwww


カナ「アベルく…アベルゴメンねwww……

ハー…フォエンちゃ……フォエンー白たん出してー」


そうそうwあの被り物の件から逃げた罰として友達には呼び捨てで呼ぶようにネロとタツヤに言われちゃいましたwww

何でも私みたいな性格が『ちゃん』『君』付けは違和感あるそうでwww


フォエン「そうだと思ってはい白」


白『またいっぱい撫でていてくれ!』


カナ「OK☆」


うはw猫モフ最高www


ネロ「慣れましたよね(皆さんがカナが被り物をしてるのを)」


そうですねwww

そういえばw私だけ呼び捨ては嫌だから他のメンバーもそうするようにしたんだおw


そんな光景を教室の外から見つめる人影があったwww


―作者side―


「クソ…全然外さないな…」


屋上からカメラを持ってカナ達のクラスを覗…見ているのはこの学園の新聞部の部員

最初はS特待生であるカナを取材(という名の追跡)をしていたところカナの素顔が気になったもようである

因みに気になったキッカケはカナの被り物が壊れたあの事件(?)です


(しかし…あんなに頑なに顔を隠すからには何か面し、凄いネt、事情があるハズだ!

必ず新聞部が文字通り素顔を暴いてやる!)


ガッツポーズをする新聞部

だが、そろそろ授業だから教室へ向かうべきだ


(フッフッ…もしかすると授業中に外すかもしれないからな…

今日は一日此処でカナ・イチジョウを見張ってやる!)


つまり一日サボリですね

仕事熱心なのかタダのバカかどちらでしょうね


そんなこんなで半日過ぎていきました


―カナside―


うーん…まさか半日屋上から見張るとは…とんだバカがいるわwww


とりまw先生に報告しよwww


―作者side―


(ムムッ!イチジョウが移動した!一体どこへ?)


「おい、半日一生徒の行動を覗いていたのは貴様か?」


部員に話し掛けてきたのは生徒指導を担当する筋肉質なアーム先生である

カナはアーム先生の所に転移した後事情を説明した瞬時にアーム先生を部員へ転移させた

部員は物凄く冷や汗をかいた後逃げ出そうとしたがアーム先生に捕まって午後は説教され反省文を大量に書かされた


よく説教と反省文で済んだな


―――


翌日…全く懲りてない部員は今度は朝早くカナ達のクラスに来て隠しカメラを設置した


(ククク…昨日はアーム先生に見つかったが隠しカメラで一日中イチジョウを見張ってせめて外す瞬間を収めてやる!)


どうやら今回は素顔は撮れずとも被り物を外す瞬間を撮ればOKらしい


(まあ、欲を言えば運良く素顔を撮れれば万々歳だがな)


部員はニヤニヤしながら自分のクラスへと帰って行った


―カナside―


うーん…何故か花瓶に隠しカメラが設置されてる…

なんか見張られてるみたいだから布掛けとこ


あ、放課後になる前に布外しとこ


―作者side―


放課後部員は隠しカメラを回収した後部室に戻ってカメラに何が写ってるか見るが…


(なっ!まさかいち早く気付かれた上に布を掛けられた!?

クソ!せめて少しでもいいからズレてイチジョウの一日を見せてくれー!)


部員の願いは通じずカナが布を外すとこまでずっと布しか写ってなかった


―――


更に翌日…また早朝に来て今度は食堂、屋上、各教室アチコチに隠しカメラを設置する部員


(フハハハ!よく考えたらイチジョウだって人間!

ならば昼休みになれば食事を取る為にどこかしらで被り物を外すハズだ!)


どうやら今回は外す所を確実に撮る為にアチコチにカメラを付けたようです


(さて…今日こそは素顔を暴く!)


部員は自身の教室へ戻ります


―カナside―


うわぁ…アチコチにカメラが…

こりゃあ一々布被せるの面倒だなぁ…

あ、被り物外してご飯を食べる時はアベル達と一緒に外からは不可視する結界張ろう


―作者side―


放課後になって部員は全てのカメラを回収して部室へ行きました


(さぁて、イチジョウの食事シーンを見てやる!)


片っ端から昼休みの時間まで飛ばして見て屋上の所での昼休みで止めます


(うおぉ!今度こそカナ・イチジョウの素顔が………)


しかし、写り出されたのはカナが結界を張られた後何も見えなくなった屋上でした


(チクショォオオ!不可視結界かよぉおお!!)


少なくとも外して食べる事は判明したが作戦失敗


―――


アレから色々試すが全て失敗する部員…


(ハァ…まさかイチジョウがあそこまでやるとは……諦めようかな…)


帰り道トボトボと歩く部員

流石に部員もカナの素顔は諦めようとしてます

そんな時…


部員「うわっ」


?「おっと?」


曲がり角で誰かとぶつかって部員は尻餅ついた


部員「いっつつ…」


?「ゴメン、大丈夫?」


部員「いえ、大丈夫で…」


部員はぶつかった相手を見て固まった…何故なら…


(す、凄い美少女だ!!)


部員が今まで見た事ない位美少女を見たからです


?「大丈夫?もしかして頭おかしくなった?」


失礼な発言をする少女を見つめて動かない部員を見て少女は部員を心配し始めた


部員「あ、あの!お名前を教えて頂けませんか!?」


いきなり何を言い出すこの部員は


?「嫌

いくらぶつかってきたからとは言え見知らぬ奴に教える人はそうそういないよ」


ニッコリと笑うが若干黒い物浮かべる少女


部員「あ…すみません…」


?「ま、頭変な人だから仕方ないか

じゃ、私は夕飯の買い出しがあるから」


少女は商店街へ歩き出していきました


(はぁ…あんな美少女…初めて見たな…

どこの誰なんだろう…)


部員は少女……カナが去った方角をボーっと見つめてました…


―カナside―


朝…目覚まし時計の音が鳴り響く…


うーん…今…何時?


時計を見ると…


[8:20]


……………!!?


ヤバい遅刻!

何で!?昨晩は確かに6時半にアラームセットしたのに…ベットを見ると自室があるのに何故か私の布団でクークー寝てる黒い鳥


…………ロキの悪戯か!?


とりあえず時間止めて着替えてロキを縛り上げて

ご飯をちゃちゃっと作って食べてロキの口に辛子タップリぶち込んで

時間動かして鞄と気絶してるロキ持って教室の私の席に転移!


カナ「セーフ!」


ふぅ…時間は…


[8:24]


よかった…先生が来る前に間に合った…


アベル「あ、あの…」


カナ「あーアベルー聞いてよ

ウチの使い魔が目覚まし時計に…」


そんな時ガラッと扉が開いてヴァン先生が入ってきた


あ、ヤベw先生来たww


ヴァン「じゃー出席取る…ぞ………」


ん?先生が私見て固まってる


ヴァン「……被り物…忘れてるぞイチジョウ」


クラス全員『え!!?』


え…顔ペタペタ………


カナ「ヤベ…急いでたから被るの忘れてた…」


ヤバい恥ずかしいわー…


アベル「えっと…今からでも被ります?」


カナ「いや、もうバレたからいいや………ハァ…」


流石に手遅れだわ…

通りで教室が静かだと思ってたわ…


―作者side―


後日カナの素顔が美少女と知った部員はショックを受けたがなんとか素顔を写真に収めたがロキにカメラを没収された

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