帝になっちゃいました!!

あの戦闘授業後逃げるように帰ってから私は今ギルド『ライオン・ファング』にいる

ハァ…今日半分だけとはいえ顔を晒してしまった…


カナ「ハァ…マスター…何か依頼ない?」


今マスターの書斎のテーブルに突っ伏してまーす


マスター「依頼の前に何があったの?」


うぇ…事情説明はめんd…下らない理由だからできないな…


カナ「ぶっちゃけるなら恥ずかしい思いした」


マスター「カナちゃんでも羞恥心はあるんだ…」


マスター失礼だな


カナ「ハァ…明日から学校で顔出し辛い」


マスター「それ以前に被り物してるからクラスメイトは顔わからないでしょ」


……………あぁ!


カナ「それもそうか!マスターナイス!!」


マスター「へ?」


そうじゃんwまた顔隠せば無問題じゃんwww


カナ「というワケでwマスター依頼ない?」


マスター「あるけど…今回の依頼は俺と同行しないといけないからね」


マジかwwwなら仕方ないwww


カナ「どんな依頼?」


マスター「これだよ…」


マスターが見せてくれたのは…


『村の近くでドラゴンが二匹暴れています!

ドンドン村に近づいているので早くどうにかして下さい!


    成功報酬:100万マギ

    依頼主:ヒンソー村の村長』


うーん……報酬の割には依頼内容が難しいか…

あ、Mってのはマギって言ってこの世界の通貨だねw

因みに1Mで一円と思えばOK


こりゃあ、割に合わないからって理由で普通の人は絶対引き受けないわ


カナ「了解

私が引き受けるよww」


こういう誰もしなさそうな仕事は早めにした方がいいからねw


マスター「よかった!カナちゃんなら絶対引き受けるって信じてたよ!」


そりゃあ早くって書いてたしね


マスター(流石別名『慈悲深き奇人』と言われてるだけはあるね)


ん?今失礼な呼ばれ方されたような…

ま、いっかwとりあえずマスター掴んでヒンソー村に転移!


着いて早々にヒンソー村の村長にお話をした後、私とマスターは例の現場にいますw

つか、本当に村の近くで喧嘩してたから直ぐ解った


マスター「で、カナちゃん当てはあるの?」


カナ「ま、喧嘩の原因は大方縄張りの主争いでしょ」


実際に竜語でどちらが縄張りの主に相応しいかー!って騒いでるし


マスター「うーん…だとしたら止めるにはどうしたら…」


カナ「とりま、マスターは私が張った結界に出ないで下さいねw

巻き添えで大怪我しますから」


私は赤い本…【の書】でマスターに移動式の結界を張ったw


マスター「ああ…なら、ここから見てるから頼んだよ」


カナ「うぃwww」


二匹のドラゴンの間に入って…


カナ「【技の書】ウラドのパンチリョク!!」


技の本の能力を使ってドラゴン二匹に拳骨をして地に伏せさせたw

ドラゴンを地に伏せさせるとかウラドのパンチ力w凄過ぎwww


さてと…


カナ「お二人さーん!落ち着きましたかー?」


私の声に反応して岩ジャナカッタ…ロックドラゴンの方が起き上がったw

続いて植ぶゲフン…プラントドラゴンも起き上がってきたw


ロック『人間!我等の争いの邪魔をするな!』


プラント『全くだ!』


ドラゴンの言葉で怒鳴ってきたw


端からだとドラゴンが私に咆哮ホウコウしているようにしか見えないwww


カナ「すみませーん

人間の言葉で話してくれませんか?」


ロック『黙れ!人間が我に指図するな!』


プラント『俺たちは貴様の言うこと聞かないからな!』


えー?指図じゃなくてお願いなのにw………


カナ「黙っているべきなのはそっちですよ蜥蜴トカゲ

勝負ならジャンケンで決めなさい」


思いっきり殺気を放って言った

よく考えたら報酬の割にドラゴンの仲裁って考えたら無性にこの二匹にムカついてきた


ドラゴンズ『『!?』』


プラント『だ、だからといって貴様の指図は聞かなブグハァッ!』


プラントドラゴンのお腹を蹴った

流石ドラゴン蹴った位じゃ飛ばなかったな


カナ『ジャンケンで決めなさい』


ドラゴンの言葉で提案してニッコリと笑いかける


ロック『分かりました!!』


カナ『よろしい

おい、こら起きろ草蜥蜴【サンダー(弱)】』


プラント『ギャアッ!』


とりあえず、気絶したフリをしてるプラントドラゴンに雷を浴びせてジャンケンを再び勧める

逆らったらサンダー(強)を浴びせると脅しといたから素直にジャンケンしてロックドラゴンが主になった


ロック『こ、コレで良いか?』


カナ『うん、いいよ

次人里の近くで喧嘩したら…鱗全部剥がすから』


ロック・プラ『『分かりました!!』』


よし、じゃあ震えてるマスター連れてヒンソー村に寄って報告して報酬は…村を見てから受け取るか考えてからにしよ


―――――


あの後色々あって急いでギルドのマスター室に戻った

早速紅茶淹れて飲む…


はふぅ…落ち着く…


カナ「ハァ…なんだか今日は疲れたお…」


マスター「まぁ、帰って早々に依頼だからね…」


マスター…一緒にお茶飲んでないで書類したら?


マスター「…………ねぇカナちゃん…前に2Sランクになるのを断ったよね?」


あぁ、あの時かww


カナ「確か経験積んでからなるんでしたよねw」


マスター「うん…でね…なる条件でね…2Sの依頼をして成功させるんだよね…」


カナ「言いたい事は?」


予想が正しければ…


マスター「ごめんなさい!さっきやった依頼…実は2Sの依頼書で黙ってカナちゃんに2Sをさせちゃいました!」


マスターは土下座をして報告してきた

やっぱりか……ま、そろそろ帝になろうと思ってたし…


カナ「キチンと謝罪と報告したから別にいいよ」


報告しなかったらお仕置きだけど………………うん、黙って2Sの依頼させたから黙ってお仕置きしよう

とは言っても…


マスター「ハァー…よかった許してくれ…バキッグハァッ!」


マスターが仕事椅子に座ろうとしたら椅子の脚が折れたww

ロキ置いてかれたからコッソリ悪戯してたなwww…………


帰ったらロキの好きなご飯作ろう


マスター「あ、そういえば…もう一つ報告が…」


まだ何かあると?


カナ「何?」


マスター「明後日に帝の定例会があるんだけど…」


そういえばマスターって一応雷帝だったな……あっ…(察し)


カナ「そこで私が新しい帝になった事の自己紹介をしろと?」


マスター「察しがよくてよかった!

あぁ、因みに何の帝になるかはまだ決めてないんだ…一応全部埋まってるから新しい帝だね…」


新しいか…帝って事はローブだよねw


カナ「何帝になるかは後々としてローブはコッチが用意しても大丈夫?」


ダメならローブ改造すればいいしねww


マスター「ローブなら出来るだけカナちゃんが用意した方が良いね…

此方側が決めるという事は会議前に何帝になるか決められちゃうからね」


よし、私が用意しよ趣味的な意味で


とりあえず~ローブ…じゃあ動きづらいから黒のフード付きコートを創造してー

魔法陣を色々付けてー

フードは被ったら本人が外すまで絶対取れない上に顔の認識を解らなくしてー


完成♪


カナ「マスターこんなもんでOK?」


マスター「……あぁ…うん、大丈夫…OKだよ…」


あれ?マスターなんか疲れてない?


カナ「疲れが取れるハーブティー淹れようか?」


マスター「うん…頼む…」


よし、気合いいれて紅茶淹れよ

その後寮に戻ってロキの大好物を振る舞って機嫌を直してもらった


―――


2日が経って今お城にいますwww

え?何でお城かって?

そりゃあ、帝の定例会はお城ですから


マスター「コートと仮面に関してはもうツッコまないけど…

何で30分前に俺たちは会議室の前にいるの?」


マスターは黄色いローブ姿と仮面を付けて雷帝の服装で不安気に聞いてきた


カナ「え?出来るだけ30分前行動って言わないか?」


因みに帝の状態では『w』とかハイテンションな言動は極力抑えるおw

その上、声も口調も変えて男か女か解らなくしてるからw

テラwコ○ンの変声機便利www


マスター「言わない

どんだけ早め行動なんだよ」


なん…だと…!?


カナ「マジか…じゃあ誰も来てないのか…」


会議室をドアを開けると…

既に緑色ローブの仮面した人が座って寝てたwww


マスター「……通りで定例会では寝坊しないワケだ…風帝」


風帝ってwwwそこは全帝辺りとかだろうwww


カナ「成る程…コイツが風帝か…」

キュッポン


とりあえず風帝の仮面に…


マスター「カ……何してるの?」


カナ「悪戯書き

一応水性だが雷帝もするか?」


とりまヒゲは必須だよね?


マスター「バレると怖いから結構」


カナ「そうか」

キュッキュッ


ロキ[俺も書こう♪]

キュッポン


ロキwww姿消してるからwペンが宙に浮いてるようにしか見えないww


それから五分経過してwww

扉が開いて入って来たのは分厚い本を持った紫色のローブで体格からして女性www


マスター「あ、闇帝…」


闇「…………なんか風帝の仮面が面白い事になってるね…」


やっぱ見る所は風帝www


マスター「えっと…カ…新しい帝が落書きをした」


バラすなしwww


闇「そう」


闇帝w興味なさそうにw手に持ってた本を読み始めたwww


マスター「ハァ…家族…主に弟君と本以外にもう少し興味示そうよ…」


闇「面倒」


家族ってw闇帝はファミコンかい?


カナ「家族が好きなのか?」


闇「えぇ好きよ

因みに私の弟は今マジカル学園の高等部一年生で属性無しなんて言われてたんだけどなんと属性があるって最近念話があったのしかも新しく友達が二人もできたらしくってその片方の友達のおかげで属性があるって解ったのよね、あっ私の家は闇属性が主なんだけど弟の属性は変わってるんだって何の属性かはまだ教えてもらってないのよねもしかすると連休の時にその事を報告するかもねそういえば新しい友達って両方男子かな?もしどちらかが女子で下心満々で弟に近づいたらコッソリ粛正してやろうかしら、あ一応言っておくけど下心がなければ問題ないわだって弟は可愛いけどカッコイいってワケないものだから恋には発展しないわ後…」


カナ「充分だ

この辺で止めてくれ」


これファミコン違うブラコンや

病みジャナカッタ…闇帝はそうって言うと読書し始めた…


うん…敢えて感想を言うなら凄まじかった…


つかw闇帝の話聞いて思ったけどww弟君ってもしかするとwアベル君かもwww

……………私が新しいお友達って知ったらどんな反応するのか恐いわ…色んな意味で


カナ「さて…私は時間が来るまでその辺で佇んでる」


マスター「え?俺放置?せめて他の人が来るまで話をしよう!」


マスターを無視して気配と姿を消してボッチなマスターを観察してよwww


――


それから10分位経過して…

茶色いローブ着て仮面を着けたボー爺ちゃんがやってきたww


コッソリっとボー爺ちゃんに近づいて…あ、ボー爺ちゃんがコッチ見たww


ボー「……気配と姿だけを消すのではなく魔力を感知出来ぬくらい抑えてみたらどうじゃ?」


バレてらwww


カナ「流石b…地帝だな…

茶いるか?」


ボー「うむ、美味しいのを頼むわい

一瞬誰か解らんかったが魔力で解ったわい」


流石ボー爺ちゃんw

とりまw紅茶を淹れたらボー爺ちゃんと闇帝とマスターの前に置いてw

ボー爺ちゃんのアドバイスで魔力抑えて気配と姿を消したwww


定例会開始3分前w

赤いローブ仮面と水色ローブ仮面と銀色ローブ仮面の人達が来たww

赤は炎帝で水色は水帝で銀は…多分全帝かな?


水「やれやれ…入ったらまさか地帝と雷帝と闇帝がお茶をのんびり飲んでいたのは少し驚き…」


すかさず三人の前に紅茶を置いたwww


炎「おお!何もない場所からお茶が出たぞ!?」


全?「何でお茶が…」


水「恐らく新しい帝の仕業ですよね?雷帝」


予想してたがバレてるwww


マスター「あぁ…アイツはこういう奴だから一々驚いてたら身が保たないからな」


マスターw私の楽しみをヒドいわww


風「んー…あ、おはよう…」


水「おはようございます

ブッ…すみません、これ見て下さい」


水帝w少し吹いたが風帝に水鏡を見せたwww


風「げ…誰の仕業だよ…

スマンが誰かタオル持ってないか?」


風帝w拭くもの常備しとけww

とりまw風帝の前に濡れタオルと乾いたタオルを創造して置いたwww


風「………とりあえずどっかの誰かさんありがと」


風帝w疑問を口に出さずに拭き始めたwww

あ、もう時間過ぎてた


扉がまた開いてビッチ臭がする白ローブ仮面と趣味が悪い金色ローブイケメンが入ってきた

因みにビ…白ローブはイケメンの腕に引っ付いて歩いて

イケメンホロビロ


全?「光帝、勇帝…少しだけど二人して遅刻だぞ」


白「あら、全帝のクセに勇帝様を叱るというの!」


とりあえず、白が光帝でイケメンが勇帝か

つか、遅刻しといて何言ってんの?


勇「光帝…遅刻したのは事実だから叱られても仕方ないよ…」


へぇ…勇帝は一応話はできそうだ一応


光「ゆ、勇帝様がそう仰るなら仕方ありません…

あ、私にもお茶をくださる?」


ムッ言われたので…雑巾の絞り汁入りの熱々紅茶を光帝に出………あ、ロキが掛けた


光「あっつう!?何ですの!?いきなりお茶が!?」


勇「まさか敵襲!?」


これだけで敵襲って…ないだろ

ヤッパリ勇帝に茶はやらん


光「クッ…一体誰の仕業ですの!?」


マス・ボー((カナちゃんだな…))


水・風・全(((新しい帝だな…)))


みんな犯人が私だと思い込んでるw

半分当たりだが半分はロキですぜwww


因みに闇は興味無しで炎は解ってないw


光「姿を現しなさい!?」


勇「そうだ!卑k…アダァッ!!」


ロキw地味な嫌がらせ程度に攻撃www


カナ[ロキw姿現すから嫌がらせは辞めなさいw]


ロキ[えー…]


カナ[後で二人の住所を教えるからww]


ロキ[わかった止める]


よしww

え?どうやって住所を知るって?記憶を読むんだよwww


勇「次はどこからだ?」


光「気を付けて下さい勇帝様…」


もう攻撃しないのにまだ警戒態勢な間抜け二人w


カナ「そういえば、今回の会議の内容は何だ?」


全「あぁ…新しい帝の実力と何帝にするかの…………」


全帝はクルッと私を見て


ボー・マスター・闇以外『!?』


ボー爺ちゃんとマスターは兎も角www闇帝いい加減に本から離れなさいw


勇「なっお前は何者だ!?」


カナ「聞いてないのか?新しい帝だ」


光「嘘おっしゃい!貴方みたいな怪しい人物が帝なワケありませんわ!!」


マスター「いや、ソイツが新しい帝だから

というか俺が連れてきたから間違いないからね」


マスターwナイスフォローwww


風「へぇ…ソイツが…」


水「本当に強いのですか?

確かにずっと気配は感じませんでしたが…」


光「そうですわ!ずっと隠れて私と勇帝様に攻撃をなさってたのよ!」


炎「そんな事より!強いならオレと勝負だ!」


炎帝wもう少し空気読めww

だが…


カナ「私の実力を疑うなら訓練所に行って試せば良いだろう

それに元より私の実力を計る為にそういった場所を用意しているのであろう?」


全「ああ…そうだな…【転移】」


この場の全員に転移って全帝何気に凄い人www


―訓練所―


うわぁ…無駄に広い…しかも、観客席まであるし


全「さて…新人さんと戦いたくない方は手を挙げて下さい

俺ジャナカッタ…私が観客席へ転移させますので」


全帝がそう言った瞬間ボー爺ちゃんとマスターが素早く手を挙げたw

そんなに私と戦いたくないと?


全「新人さんの実力を知ってる雷帝さんは兎も角地帝さんまで…他はいますか?」


あ、ゆっくりとだが水帝が手を挙げた


水「雷帝は兎も角あの地帝さんが不参加なら私は降ります」


地帝というかボー爺ちゃんが参加しないだけで降りるんかい

正しい選択だがw


炎「オレは絶対参加だ!」


風「ま…面倒だが、落書きされたからな…」


落書きの仕返しですね


光「私と勇帝様を攻撃したからお仕置きして差し上げますわ!」


勇「卑怯な奴には絶対負けません!」


ただの私怨&つけあがりだね


闇「………なんとなく降りたらいけない気がしたから」


なんとなくってwww


全「ハァ…じゃあ【転移】」


全帝はボー爺ちゃんとマスターと水帝を観客席に転移させたwうーん…


カナ「地帝すまないが審判をしてくれないか?

ちゃんと結界は張っておくから」


ヤッパ審判は必要っしょw


ボー「うむ、お主が結界を張るなら良いが…ここ観客席からでも審判できよう?」


あ、確かに

なら観客席に壊れない結界を張ってwとww


カナ「とりあえず神級数発耐えられる物を張ったから大丈夫だ」


炎・闇「「神級!?」」


ボー「うむ、流石じゃな」


全「ちょっと待って下さい!

そんな結界張った状態で戦えるのですか!?」


確かに普通なら無理だわなw


カナ「無問題だ

早く始めるぞ」


全「え…あ…そうですね…」


多分、私の魔力の心配して早めに決着付けようと考えてるなwww

他の帝達も構えるw


―ギルバートside―


ボー「では、始め!」


合図と同時に動き出したのは炎帝と勇帝でそれ以外は呪文を詠唱してるようだ


炎「【ファイア】!」


炎帝は炎を纏わせた拳をカナちゃんに向けて放ったが…

拳の形をした炎はカナちゃんのそばで消えた


炎「おぉ!」


勇「ハァアッ!」


勇帝はカナちゃんに近付いて剣を振り下ろす……って殺す気か!?

だけど、カナちゃんのそばで剣先が一瞬消えて現れた


カナ「うざい」


カナちゃんは一言だけ言った瞬間勇帝は壁に刺さっていた

………何したの!?身体強化してないから全然見えなかった!


カナ「……うざかったから思わず顔面と腹にグーパンチして投げてしまった…」


カナちゃーん!あの一瞬で二発も殴った上に投げたの!?

というよりそんな的確だから絶対確信犯だよね!?


光「よくも勇帝様を!【レーザーレイ】!」


怒った光帝がカナちゃんに詠唱が途中の魔法を放つ


カナ「…」


カナちゃんはただ立っているがまたカナちゃんの近くで魔法が消えた


闇「【ダークネスレイ】」


今度は闇帝が闇の光線を沢山放つけど…


闇「…やっぱり…」


カナちゃんの手前で魔法がことごとく消えていく


風「コレならいけるか?【ゲイルトルネード】」


カナちゃんの足元から風が吹いたと思った瞬間カナちゃんを中心に竜巻が巻き起こった

…ってやり過ぎじゃない!?流石にカナちゃんも無傷じゃ…


カナ「……流石に驚いたな」


風が止んでカナちゃんが平然と肩に付いた埃を払うようにしていた…

めっちゃ無傷だ…


全「流石に全方位から放たれたら防ぎきれないでしょう…

【セブンエレメントレイ】」


うわ!カナちゃんの周囲に魔法陣が現れてそれらから様々な色の光線がカナちゃんを襲ったー!

というか眩しくて見えない!


俺「ちょ!全帝!流石にあれじゃ死んじゃうよ!」


全「大丈夫です

結界を壊す為の神級ですが威力は当たっても気絶する程度ですから」


神級なのに気絶ですむって…ある意味…


カナ「…凄いな…」


うんうん………って、えぇ!あの状況でも無傷なの!?

カナちゃんどんだけ凄い結界張ってるの!?


カナ「さて…貴様達が私に放った魔法…『返す』ぞ」


カナちゃんはそう言うと同時に各帝達に先程放った同じ魔法が全員に襲いかかってきた!


炎帝は放った魔法は一発だけだったから容易に避け

光帝は…避けきれずに当たって気絶

闇帝と全帝は急遽結界を張って初級魔法でなんとか相殺

風帝は自分の周りに風を起こし相殺して耐えてる


カナ「ふむ…ビ…光帝とイケメンは此処で終わりは予想してたが意外にも炎帝が残ったか…

とりあえず邪魔なゴ…ゴミに失礼だな、邪魔なコレ等を観客席に干しとくか」


カナちゃん…大分失礼な発言した後光帝と勇帝を観客席…にある剣を持った像の剣先にぶら下げる形になるように魔法で飛ばした

…コレ、俺も参加したらああなったのかな?


風「ク…ハァ…ハァ…」


全「……」


闇「フゥ……」


炎「………」


ん?何やら全帝達が見つめ合ってる…もしかして念話で作戦会議だろうか?


しかし…さっきのカナちゃんのお返しで全帝と闇帝は魔力を大分消費…風帝に至っては加えてボロボロ

この中でまともにやり合えそうなのは炎帝だけ…


だけど、カナちゃんには謎の結界があって攻撃は当たらない…それどころか後に自身に返ってくる…

……あれ?コレ…彼ら詰んだんじゃない?

勝算はあるとしたら…カナちゃんの結界をどうにかする事だけど…


闇「【ダークボール】」


風「【ウィンドランス】」


闇帝と風帝の二人が初級の魔法でカナちゃんに攻撃しているが当たる寸前に消える

そういえば…風帝の攻撃の後…カナちゃん肩を払って…………

あ!カナちゃんの結界には穴があるんだ!


それに全帝達が気付けば………うん…闇帝と風帝が相変わらず魔法攻撃してて気付きそうにないな…


全「今だ!」


炎「おう!【フレイム…」


おいおい、そんなんじゃカナちゃんに攻撃は…


全「【転移】!」


え!?全帝は炎帝をどこかに転移させた…もしかして!


炎「…パンチ】!」


やっぱり、カナちゃんの結界の中へ炎帝を転移させたのか!


カナ「おっと…」


あ…でもカナちゃんには避けられた


カナ「惜しかったな…

しかし、私の防御の穴に気付いたのは偉いな」


カナちゃん…炎帝の攻撃を避けつつ褒めてる


風「そりゃあ…俺の魔法の後あんたが肩を払う仕草を全帝は見逃さなかったからな…」


闇「そうね…後はアナタの周りに張ってる結界の大きさを図って炎帝を転移させれば良いってのも全帝の案ね…」


全「しかし…狭い結界だったから転移させるのは一苦労でしたよ…」


凄いな…ちゃんと弱点(?)に気付いた上で対策を練ってたのか…


―カナside―


いやはや全帝には驚いたわwww

あんな狭い空間に炎帝を転移させるとは思わなかったw

つか、炎帝の攻撃うぜぇwww


カナ「いい加減うざい」


炎「グハァッ!」


とりあえず拳骨で炎帝の顔面を地面に沈めましたw


カナ「さて、ネタばらしをするか…

お前達が結界だと言っている私の防御は密かに私の周囲に展開した亜空間に魔法を一時的にしまっただけだ」


要は紫様の能力凄いww


カナ「では、空間指定を解除して…お前達と同じように戦うか」


全・闇・風「「「は…?」」」


とりま当たっても気絶程度にしよw


カナ「【ダークボール】【ウィンドランス】【ライトニングボール】【ウォーターボール】【サンダーボール】【ファイアボール】」


初級だが威力が中級の魔法を帝達に放ったw


全帝が必死に結界張って耐えてるwけど、ヒビが入り始めたw

更ににランス系の魔法追加w

とうとう破れて魔法が全帝達をボコ殴り状態w


闇「隙有り【ダークランス】」


おうw背後から闇帝が現れてw闇槍で攻撃してきたw

つまり全帝は囮なんですね?


カナ「【グラビティ】」


闇「あぅっ!」


さて後は…


風「【ゴットストーム】!」


風帝だけw

コッチも【ゴットストーム】で相殺してとwあ、風帝が倒れた


カナ「魔力切れか…」


ボー「全く…無茶をしおって…新人帝の勝利じゃな」


ボー爺ちゃん何気に存在忘れてたwww

とりあえず、光帝と勇帝以外を回復させてww


炎「う…オレは…負けたのか?」


炎帝w復活早ww


カナ「ああ、貴様は拳骨一発でな」


炎「…そうか…あんた本当に強いんだな」


しおらしくなっちゃっイヤんw


カナ「ま、気にするな

貴様は私の予想より長く保ったからむしろ凄いぞ」


炎「え、そうか…よし!新人!もう一度勝b…」

カナ「断る」


何故また戦わねばならない?


あ…


カナ「雷帝、水帝お前達二人で全帝と風帝にコレ飲ませるか掛けろ」


マスターと水帝にw液体が入った瓶…エリクサーを渡すw

よく考えたらw全帝と闇帝と風帝にw魔力目一杯使わせたんでしたw


マスター「コレ何?」


カナ「魔力と体力を同時に回復できる薬で有名なエリクサー」


あれ?マスターと水帝が固まったw


マスター「(この子に関して深く考えたらダメだ…)分かったコレを飲ませるね」


水「僕は掛けます」


マスターは風帝の口に薬を飲ませるw

水帝寝てるからって掛けるのなwある意味正解だがwww

因みに私は薬を闇帝の胃に転移させたww


仮面越しだが闇帝は目を開いたw


闇「ぅ…私たち負けたの?」


カナ「ああ最後は惜しかったな」


闇「ハァ…かすりはした?」


カナ「全然風帝のゲイルトルネードでかすったがな」


あれは焦ったw空間指定より内側に範囲が入ってたからねw


闇「それ…風帝が言ってみたら?」


カナ「面倒になりそうだから言わん」


闇「そう………読書したい」


こんな時に読書ってwww


カナ「私ので良ければ」


最近買った本を闇帝に渡すw


闇「ありがとう…」


闇帝w早速読み始めたww


全「ゲホッ…会議室に戻りましょうか…」


カナ「だな…(光帝と勇帝以外)【転移】」


ゴミは置いて転移しました


―会議室―


着いて早々みんなに紅茶を淹れるwww


全「…新人さん…光帝と勇帝は?」


カナ「煩くなりそうなので置いてきた」


つか、視界に入れたくないし


全「…………………………そうだね

会議を始めようか」


間が長かったが全帝も、あの二人いらない子だと確定しましたwww


炎「会議の内容は何だっけ?」


風「あー…多分依頼報告とかだろ」


ちげぇw

コイツ等w人の話聞けよwww


マスター「違うよ…カジャナカッタ…新人の帝を何帝にするかだよ」


マスター覚えてたwエライからマスターに撫で撫でwww

あれ?なんか闇帝からこっち見て闇が出てなかった?


風「しかし、何帝にするたってな…」


全「属性の殆どを使えますがコレと言って秀でている物は…」


闇「むしろ、私達より使いこなせてるしね」


ボー「なら、総帝は……新人の性格じゃ無理じゃな」


ボー爺ちゃんwわかってるwww


炎「だったら強いから最強の帝なんてどうだ?」


手を挙げて提案する炎帝www


マスター「最強って…まんまじゃないか」


おいw確かに私はチートだが最強じゃないw


水「それでしたら少し短くして強帝キョウテイはどうでしょう?」


それはないわwww


私以外『それだ!』


おいコラ何がそれだだよ


カナ「もう少し違う名前はないのか?」


マスター「少なくともお前の通り名よりマシじゃないか」


ちょっと待てやコラ初耳だぞ


カナ「通り名?」


マスターはヤベって仕草した


カナ「【グラビティ(二倍)】」


マスターを潰す

詳しい話は後にしよう


ボー「しかしのお主には強帝が似合うと思うのじゃがな…」


むぅ…ボー爺ちゃんがそう言うなら…


カナ「地帝に言われたら仕方ない強帝で我慢しよう…」


全員それで納得してるし…


全「では、コレにて会議は終了

お疲れ様でした」


全員お疲れ様ーって言って帰っていく

さて、帰ったらロキと一緒にマスターにお仕置きしますか

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