ギルドに登録しちゃいました!!

変なのを助けたけどなんとかケラスィア王国に着いて国の中にいますまる


カナ「さて…早速ギルドに行って登録してこよう」


門番から国の案内図を貰ったからそれ見よ


先ずは…あw『アニマル・パラダイス』に行こうwww


―アニマル・パラダイス―


さてw入るかww

出入り口を開けるとww……


中にいるむっさ苦しいオッサン達が獣耳(偽物)を付けていた…


変態「ん?どうし…」


バタン


オッサンに話し掛けられた気がしたけど扉を閉めて次に行こう!


えっと…隣にあるのは『薔薇の園』?

あ、でもこのギルドは男性限定か…

どんなギルドなn…


<アッー!


……………聞こえなかった事にして…

じゃあ『アモル・バイラリン』に行ってみよ


―アモル・バイラリン―


今度はそーっと中を覗くと…

色んな人が薔薇や百合等の花をくわえて踊っていた


次行こ


―ドラゴン・ブレス―


窓から中を見るとドラゴン(?)のコスプレをしたオッサン達がなにやら叫んでいて見るからに暑苦しかった


………まともなギルドはないの?

とりあえず、また案内図を見よう


うーん『ナイト・ノーブル』か…

あ、でもこのギルドは貴族限定か…


なら、その対抗馬の『ハウンド・ハウル』にし…あ!『ライオン・ファング』!此処にしよう!!


え?何でかって?答えは簡単さ…

ライオンは猫科!

そして、私が猫(猫科も可)が好きだからさ!!


―ライオン・ファング―


さてさて着きましたよww

もう例え変態しかいなくても私はこの『ライオン(略)』に入るんだwww


カナ「失礼しまーす……」


うん、ちょっと予想してた

オッサン達がライオンみたいな着ぐるみ着ているのを…


まぁ…あれだ…うん………耐えよう!!


着ぐるみ(以下着)「ん?ギルドに依頼か?」


うわ、早速ライオン着ぐるみに話し掛けられた

とにかく逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ(略


着「どうしたんだ?具合でも悪いのか?」


カナ「いや、この国のギルドって変態しかいないのかと思って…

後、ギルドに登録しようかと…」


着「登録なら受付に行けば可能だよ

後、俺達のこの格好は今日は新日で各ギルドの看板名に因んだ格好せにゃならないからだよ」


あ…単なる伝統衣装みたいなものか

そう思ったら大丈夫


着「しかし、それを知らないという事はこの国に着いたばかりか?」


着ぐるみはそう言うと被り物を取った

うん、やっぱオッサンだったわ


カナ「はい、色んなギルドを見て回りましたが…どこもこんな感じで入るのを躊躇ったんですよ…」


着もといオッサン「なら何で此処に入ってこれたんだ?」


カナ「猫が大好きだからです!因みに猫科も好きです」


それ以外の理由はない!


オッサン「そ、そうか…(即答だったな…)

ほら、アソコが受付だよ」


オッサンが指差した方を見るとライオンのコスプレをしたお姉さんがカウンターにいたw


カナ「オッサンありがとうwww」


私はオッサンに礼を言うとすぐ受付に駆け寄ったwww

受付嬢を見たらテンション上がってきたwww


カナ「ねぇねぇwお姉さんwギルドに登録したいですwww」


受付「それなら、この用紙に書いて下さい」


受付嬢は素早く紙とペンを渡してきたwww

仕事が速いのwww

えっと…

名前はカナ・イチジョウ

歳は15と書いてwww

魔力は平均より高めにwww

属性は沢山とwww


こんなもんかな?

受付嬢に用紙を渡すwww


受付「え!?魔力が測定不能!?しかも属性が全て!?」


あれ?魔力の方は平均より高めのに書いた筈けど…測定不能?

というか属性も基本属性だけ書いたのに全部って…


受付「ギルドマスターを呼んでくるから貴女はここで待ってて!」


受付嬢はそう言った瞬間走って、どこかへ行っちゃった…


うーん…もしかしてこの用紙に何かあるのかな?

あ、密かに魔力と属性を測定する魔法陣が施されてる…

こりゃあ、即魔力とかすぐバレわな…


とりあえず、受付嬢が来るまで暇だわ…


―?side―


俺は新庄シンジョウ 竜也タツヤ

隣にいる五十嵐イガラシ マモルに異世界召喚に巻き込まれた


しかも、王女は守に一目惚れ…まぁ、いつもの事だが

そして…今俺達はギルド『ライオン・ファング』の前にいる


ハァ…やっと受験が終わって守と違う高校に行けると思ったら異世界召喚に巻き込まれたって…神様を恨むぜ…


王女「此処が『ライオン・ファング』ですわ

でも、今日は新日ですので各ギルドの服装がおかしいですが…本当によろしいのですか?」


本当は王女は貴族専用のギルドに入って欲しかったらしが…


マモル「構わないよ

それに、貴族用じゃないところで僕は働きたいんだ」


この通り庶民と働きたいと言ったんだよな…


王女「そうですか…では入りましょう」


中に入ると…ライオンの着ぐるみを着た奴らがいた…


?「いらっしゃい

ギルドに依頼ですか?それとも登録ですか?」


うん、伝統行事とはいえよく着ぐるみ着れるな


王女「はい、マモル様と私は登録ですわ」


タツヤ「因みに俺もだ」


?「なら、アソコの受付で登録してくればいいよ」


着ぐるみはカウンターを指した


マモル「うん、ありがとう!」


王女「マモル様行きましょう♪」


王女は守の腕に引っ付いて歩いて行った

王女にとって俺の存在無視なんですね分かります


俺達がカウンターに着く前に受付の人がいない事に気が付いた


が、代わりに…


?「だから、一旦離れてくれませんか」


女の子…しかも美が付くような少女が被り物を外したおじさんに絡まれてた


あーぁ…こういう時て必ず…


マモル「やめないか!嫌がってるだろ!」


知り合いのイケメンが助けに行くんだよな…


―少し時間を遡ってカナside―


さて暇だわwと思っていた時ww


オッサン「よっ嬢ちゃん!登録は済んだかい!?」


さっきのオッサンが話し掛けてきたw


カナ「なんか待っててって言われたwww

つかw抱きつくなwww」


分かりづらいだろうけど鳥肌立ってるんだよね


オッサン「お?なら暇だろ?なんならジュース奢ってやろうか?」


マジかww奢りなら飲むww


カナ「飲む飲むwwだがむさ苦しいww

だから、一旦離れてくれませんかw」


オッサン「あ…すまん…」


オッサンが離れようとした時…


?「やめないか!嫌がってるだろ!」


顔も知らない奴が割り込んできた

チッイケメンかよ爆発しろ


オッサン「あ?何だお前?

俺はただこの子にジュースを奢ってやろうとしただけだって」


オッサンwww言い方wナンパしてる酔っ払いww酔ってないけどwww


イケメン「だったらその子から早く離れるんだ!」


うわ…なんとなくだけどコイツ…無理やり飲みに誘われてるって勘違いしてるわ…

ん?待てよ…この流れはもしや…


私が酔っ払いに絡まれて(主人公の勘違い)

そこを主人公が助けに入って

主人公が酔っ払いやっつけて

私がソイツに惚れる…っつう流れ?


うわ、勘違いしてる時点で無いわー…

つか、ほっとくとオッサンイケメンにボコられるな

助けねば!(オッサンを)


カナ「オッサン…悪いけど…この勘違いを説得するから飲むのは後日でお願いできる?」ヒソヒソ


オッサン「あ?あー…」ヒソヒソ


カナ「飲む時奢るから」ヒソヒソ


オッサン「うし、分かったヒソヒソ

おい、この辺で勘弁してやるよ」


オッサンwww去り際のセリフwww雑魚臭しか感じないww

とりあえず…


?「君…大丈…」

カナ「何してくれとんじゃボケがぁ!!」


イケメンが何か言いかけたが構わずアッパーをかました


女「ちょっと!助けてもらっておいてマモル様に何なさいますの!?」


カナ「煩い!コッチは奢ってもらうどころか奢るハメになったんだよ!

つか、腹減ってんだよ!!」


因みに、この世界に着いてからまだ食事採ってない

だから奢ると言われた時お腹がすいたのを思い出した

一応金はバックの中にあるが収入源を得るまでできれば使いたくない


受付「あぁ、待っててくれててよかったわ」


うん、受付嬢が空気を読まずに来ちゃったよ

まぁ、いいや


カナ「受付嬢さん

多分コレ等も登録すると思いますよ」


?2「コレ等!?」


受付「あら、そう?なら、各自この用紙を書いてね」


さっきと同じように受付嬢はイケメンと凡人、ビッチに用紙を渡して、三人はそれを書く


さてはて…結果は?


受付「え!一千万?しかも基本属性全部と創造?

それに、コッチは八百万に基本全部に重力?」


あるゑー?さっきより反応が薄いw

あwそっかw私のを見た後だからですねwww


女「一千万!?しかも基本属性全てに創造ですの!?凄いですわ!

流石はマモル様!!」


イケメン「そ、そうかな?」


凡人「でも、凄い割には受付の反応が薄くないか?」


私のを(以下略)

あ。、やべ…コレ私が戦闘フラグ建ってるよね?


受付「では、その子と一緒にマスターの所まで案内しますね」


受付嬢はそう言いながら歩き出した

そうだ!コイツ等に戦闘を押し付けよう!というか、コイツ等が召喚者だろうしw



暫く歩くと訓練室と書かれたプレートが下がった部屋に着いた

あれ?マスター室ではなく訓練室?


受付「ここにマスターが戦闘準備して待ってます

先ずはどなたから戦いますか?」


あ、いきなり戦闘フラグ回収なのねwww

なら、様子見として凡人かイケメンに行ってもらうか


女「それでしたら、マモル様からお願いしますわ!!」


イケメン「え!僕から!?」


ビッチwwwお前が決めるんかいwww


凡人「普通様子見として俺を出すとかじゃねぇんだな

まぁ、俺としては様子は見れるからいいけど」


ちょwww凡人w後半ボソッとww言ったwww


女「マモル様なら必ず勝利しますわ

それに、『また』誰かさんが誤ってマスターを倒してしまってマモル様の実力がわからなくなってしまったらどうなさいますの?」


またってwまさかwww凡人が騎士団長辺りをww倒してたんかいww


凡人「ハァ…分かったよ…ほら、守…逝けよ」


ちょww漢字www


イケメン「うん!行ってくるよ!(あれ?今漢字が違ったような…)」


うんw逝ってらっしゃいwww

イケメンだけ中に入って…


受付「あ、別に全員入っても大丈夫ですよ」


ちょwそれを早く言えwww

私達も中に入るとwww金髪のイケメンな男性が剣を携えていたwww

チッまたイケメンかよ爆発しろ


マスター「あれ?戦うのは一人だけじゃなかったの?」


受付「あの後増えました

後最初に戦うのはこの青年です」


増えましたってwwwいやw事実だけどねwww

受付嬢さんはイケメンに指差した


イケメン「よろしくお願いします!」


マスター「うん、よろしくね

あ、一応武器を渡しておくね」


マスターはそう言ってイケメンに剣を渡した


イケメン「あ、ありがとうございます!

では、いきます!」


イケメンは剣を構えてマスターに向かった

うーん…あの構え方…剣道をかじったのかねぇ?

でも…


イケメン「やぁっ!!とぅっ!!」


全然当たってない

しかも、かすりもしてない


マスター「えっと……何で身体強化しないの?」


イケメン「…え…?」


なるほどw魔力使わないならw当たるものもw当たらないワケだwww


イケメン「身体強化って…どうやってするんですか?」


マスター「え?普通に魔力を全身に纏わせればできるでしょ?」


ちょwwマスターwww優しいwww


イケメン「えっと…魔力ってあの暖かいあれですか?」


マスター「うん…多分…それだね」


イケメンwww暖かいあれってwww

マスターもwwwちゃんとw説明してあげてwww


イケメンは魔力を纏わせて剣を構えた

って、あんな説明でわかるんかいw


イケメン「では、今度こそいきます!やぁっ!!」


[イケメンはマスターに切りかかった]

[だが避けられた]


変なテロップが表れたwww


マスター「それではこちらも…【ライトニング】」


[マスターは魔法を唱えた]


イケメン「グハァッ!」


[イケメンに67ダメージ]


ちょw微妙www


女「マモル様!?マモル様も魔法で対抗なさってください!」


イケメン「分かった!【ライトニング】!」


イケメンは魔法を唱えた


テロップが[]を付けなくなったw

でも、身体強化で見ても思ったけど魔力の込め方が雑だわ

こりゃあ…避けられ…


マスター「グアァッ!」


………え?ウソン…当たった?

あんなスピードが遅く込め方も雑なのに?


マスター「ハァ…降参…」


あ…(察し)マスターは負けを認めた


女「流石はマモル様!一発でマスターを倒してしまいましたわ!!」


いや、マスターはこのまま続けたらマスターの勝ちだと気付いたから敢えて降参したんだと思うよ

だって、マスターが勝ったらビッ‥ゲフンゲフン…王女が煩そうだからね…

マスター…わざと攻撃食らって降参するなんて…大人だわ…


さてさて次は…


凡人「じゃあ、次は…(結局マスターの実力分からなかった…)」


カナ「凡人君からどうぞ」


凡人「ちょ…せめてもう少し様子見を…」


カナ「お願いします( ^ω^)」


ガブリエルさんのを見よう見まね!【脅し笑顔】!


凡人「はい…」


ガブリエルさんwwこの技便利だわwww


マスター「えーと…次は君かな?

はい、武器」


凡人「はい、ありがとうございます

俺は竜也 新庄です…

よろしくお願いします」


受付「では、初め~」


受付嬢wさっき合図してなかったよねwww


タツヤ(さっき使った魔法を見る限り…マスターは雷属性とみた…

なら、思い付きだが土属性っぽい魔法ででいくか)


タツヤ「【アース・ニードル】!」


地面から針が飛び出してマスターに襲う

うん、イケメンより魔力の込め方が上手い


マスター「よっほっ」


だけど、マスターは全て避ける


マスター「【ライトニング】」


マスターはさっきとほぼ同じ位の威力で放った

凡人…もとい竜也はそれを避けてマスターに近付いて…


タツヤ「【アース・ニードル】」


また地面から針が飛び出してきてマスターを囲んだ

そして、竜也はマスターに剣を突き出した


マスター「……ハァ…降参するよ」


ちょwwコレもわざと負けるんかいwww

マスターならコレくらい簡単に抜け出せるでしょ


あ、そういえば次は私か

どうしよう…私の予想ではマスターはイケメンか竜也に気絶させられると思ってたのにな…


マスター「じゃあ、次は本命の君だね」


本命とかw言っちゃイヤンww仕方ないw…やるか…


マスター「それじゃあ武器を…」


カナ「あ、私は武器はいりません」


慣れてない武器を使えば逆にコッチが怪我しかねないからね

え?盗賊の時は剣を使ってた?

だがあれはすぐ投げたからノーカンで


マスター「そう?なら、初めようか…」


受付「初め~」


さてさて、どう攻めるか…うーん…試しに


カナ「【ウォーター・ニードル】+【サンダー】」


水の針を出してそれに雷を付けてマスターに飛ばした


マスター「ほっよっ」


うん、やっぱり避けたか…

という事は次は…


マスター「【ライトニング】」


やっぱり…魔法を放ってきた

とりあえず、目と足を強化して避けてっと


マスター「な!?」


受付「え!?」


あれ?避けただけで何であんなに驚く?


マスター「部分強化って…君、凄いコントロール力してるよね?」


女「えぇ!?部分強化!?」


あり?そうなの?


カナ「そんなに凄い?」


結構簡単にできたんだけど?あ、そっか…私には神スペックがあるからかw

マスターとw受付嬢w唖然としてらっしゃるw


とりま、とっとと決着つけちゃるか

私は一瞬でマスターに近付いて…


カナ「よっ」


マスターを蹴り飛ばした

ドゴォッって壁に当たったけどマスターも一応身体強化してるし元々負ける気満々だったろうから大丈夫………なハズ


受付(この子実力でマスターに勝っちゃった!?)


ん?受付嬢がめちゃくちゃポカーンとしてる


イケメン「君凄いね!」


……げ、イケメンに話し掛けられた


カナ「何が?」


イケメン「だって、部分強化って身体強化より難しいんだよね?

それなのに、あんな簡単にできるなんて凄いよ!!」


さっきまで身体強化の仕方を知らなかった奴が何を言う?

つか、あんたの背後にいるビッチが般若になってるよ


カナ「簡単よ

あ、竜也君だっけ?

君も魔力コントロールを頑張れば部分強化は簡単にできるわ」


イケメンには簡単に対応して竜也に話し掛ける

だって般若がコワインダモノ(棒読み)


タツヤ「は?何で俺に話し掛けるんだよ?

守が話し…」

女「マモル様が話し掛けているというのにその態度はなんですの!?」


うわぁ…うざビッチが喚いてきた

仕方ない


カナ「ザツナタイオウシテスミマセンデシタ

ナンナラ、オウジョサマガ、マモルサマト、オハナシシタラドウデスカ?」


とりま謝罪してアドバイスしよ

全部棒読みだけど

さて、王女はどう出る?


女「な!?ならそうしますわ//」


うわ、簡単に事が進んだよ


イケメン「え!?でも僕は…」


女「マモル様♪あちらでお話しましょ♪//」


イケメン「ちょ、待っ、ああぁぁ…」


よし、逝ったか


カナ「さて、マスターに回復魔法掛けますか」


タツヤ「あれ?俺と話は?」


カナ「え?あれだけだけど?」


タツヤ「あぁ…そうですか…(俺にも春が来たと思ったけど思い違いか…)」


?何で落ち込んでるの?ま、いいや


カナ「【ハイ・ヒール】」


マスターを全回復させて…


カナ「【サンダー(最弱)】」


マスター「アバババ!」


電気ショックで起こしてと


カナ「起きましたか?」


マスター「ああ…後、弱めにしてるとはいえサンダーはキツいからやめてください…」


なるほど…


カナ「なら、次からはこの拳で起こし…」


マスター「スミマセン普通に揺すって起こしてください」


ちぇ…ツマンナイノー(棒)


マスター「さて…とりあえず君だけ付いてきてくれる?

後は…アンナ!君から見てその子達のランク決めちゃっていいよ!

[後、マモル君だっけ?彼のランクで王女様の機嫌が変わるから気を付けてね]」


アンナ「はい、分かりました

では、皆さんこちらです」


受付嬢もといアンナさんは三人をどこかへ連れて行った

私はマスターにいて行ってマスター室に着いて中に入った


うわぁ…机の上が書類がいっぱいだわ…


マスターは棚の方に向かってカチャカチャと何か探ってる


マスター「さて、カナちゃんだっけ?

お茶を用意するから君はそこの椅子に座ってくれるかな?」


カナ「はーい」


私は応接に使うような椅子に座った


マスター「あれ?お茶切らしちゃってる…

ごめんね…お茶を切らしてたみたいで…」


カナ「あ、いえ…お構いなく…なんでしたら…」


私は亜空間に手を突っ込みお茶の葉を創造した


カナ「このお茶で」


マスター「………ありがとう…(そういえば、この子属性全部だったな…)」


マスターはお茶っ葉を受け取るとお茶を煎れ始めた


カナ「で、どうして私だけ呼んだんですか?

全てわざと負けたマスターさん」


ガシャンッ


ちょ…マスターいくら言い当てられたとは言え動揺してカップ落とすな

私は急いでマスターと一緒に欠片を拾う


マスター「ハァ…一応言っておくけど、君の場合はわざとじゃないんだけど…」


カナ「え?マジで?」


マスター「本当だよ。君の場合は速すぎて対応が出来なかったんだよ」


ちょwマジか?神スペックwパネェwww


欠片を全て拾い終えたw

うーん…捨てるのは勿体ないな…


マスター「それにしても、よくわざと負けたと気付いたね?」


カナ「そんなの簡単ですよ

マスターが放った威力より弱い魔法に当たったり、抜け出せるのに抜け出さないで降参するからですよ」


そうだ、錬金術で直そ

マスターが持ってる分をぶんどって…

某錬金術師のように手を重ね合わせた後カップを直した


マスター(カップが元通りになった!?

この子何者!?)


あれ?またマスターが驚いてる

ま、いっか


カナ「で、本題

私だけ呼んだ理由は?」


マスター「あ…ああ…それは単に高ランクを付けるからだよ…」


ちょwwそれって本来主人公のイケメンとかの役割ではwww


カナ「高ランクって?」


ま、大体の予想は帝ランクだろうね?


マスター「うん…とりあえず俺を倒せるから表向きではAランクにしとこうか」


『表向き』ではねwww


カナ「ならw本来のランクは?」


マスター「気付いたか…帝と同じランク2Sランクだよ」


2Swしかも帝と同じという事は…


マスター「はい、お茶

で、物は相談だけど…」


カナ「お茶ありがとう

帝になる気はない?とか?」


マスター「本当に話が早くて助かるよ」


やはりかwww

そりゃあw本来は二十代ですからww…一応


うーん…どうするかな?

まだ経験積んでないのにいきなり帝になるのは不安だし、だが帝にはなってみたい…

よし、決めた


カナ「暫く依頼をこなしてから帝になります

そして公然ではAではなくHランクから始めます」


うん、よく考えたら新人がいきなりAランクだったらコレまで頑張ってきたギルド員達に失礼だし、できるなら下から始めたいしね


マスター「意外だね…

普通は2SどころかAランク蹴って一番下のランクから始める人はそういないのに…」


カナ「人生何事も経験が必要ですからね…ズズゥ…」


うーん、この紅茶あんまり美味しくないな


マスター「確かに…若い内は苦労した方がいいからね…ゴクッ

このお茶ウマいな」


そうかな?

つか、私本来は(略)


マスター「そういえば、カナちゃんは15だよね?」


そうだったwコッチでは私はw十代半ばでしたw

あの後神からの情報で召喚者は15で…

受験が終えたばかりの幼なじみとパーティーをしようとしてた道中召喚にされた…

というか、あの竜也という少年は明らかに巻き込まれ…

同情はしないが


カナ「うん、一応15ですよー」


マスター「そう…なら、学校とかは?」


カナ「今まで根無し草の旅をしてましたらから…」


さて…騙し通せるかな?


マスター「え?ずっと旅を?」


お、騙せそうだわw


カナ「はい…

そろそろ安住の地を…と思ってこの国に来たばかりです」


知識ではこのケラスィア王国は平和な国だからねwww


マスター「そうか…なら、住む所とかはまだ決まってないのかな?」


カナ「はい、住むどころか宿はまだ決めてません…」


だって、真っ先にギルドに向かって行ったからねwww


マスター「なら、暫くこのギルドに寝泊まりしたらどうだい?

此処は一応宿も兼ねてるし宿代は俺が出しておくから」


ちょwマジかwwwコレ実質タダで寝泊まりwww


マスター「あ、でも流石に食事代とかは自分で出してね…」


カナ「はい」


ですよねー

やっぱ自分のご飯位は自分でどうにかしろという事ですねwww


マスター「学校に関しては…知り合いが理事長してる学園に無理言って受験してもらって入れば問題ないかな?」


まぁ時期的に受験がまだ残ってるだろうしねwww

つか、友達ではなく知り合いかいなwww


マスター「とりあえず

今からその知り合いに連絡するからもう少し待っててくれる?」


カナ「分かりました…」


マスターはそう言うと携帯電話らしき物を取り出して何処かへ電話を掛けたwww


暫くマスターの様子でも見てよwww


マスター「あ、もしもし…ギルバートです…

実は貴方に折り入ってお願いがありまして…


え?さっき国王命令で受験させずに無理やり入学させろと言われたばかりですか…


すみません…そんな時に…実は…こちらもつい先程まだ15の女の子をそちらの学園に受験させようと思って…


え!?よろしいんですか!?


受験させるなら良い?ありがとうございます!で、受験日は…


はい?明日?え、えぇ…分かりました…伝えてみます…」

ピッ


マスターは電話を切ると溜め息をついたwww


うんw電話の内容筒抜けだわwww

つか、マスター知り合いに対して敬語ww


しかも無理やり入学って絶対あのイケメン達だろ


マスター「えーと…カナちゃん…受験明日だけど…大丈夫?」


マスターがおずおずと聞いてきたw


カナ「大丈夫だ問題ない」


一応この世界の知識と神スペックがあるから無問題www

だが…


カナ「念の為図書館で歴史書を読んできますね」


国によっては歴史が違ってくるからねwww


マスター「なら俺g…」


ガチャッ


アンナ「案内は私がしますからマスターはその書類の山をどうにかしてください」


マスターwまさかサボろうとしてたのかいwww

私はその後図書館で睡眠学習した後ギルドに帰ってまた寝たww

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る