ネズミの脅威

ピッチャーン

「ん、んん」

泥の匂い?汚物か?

「んー?ここはどこ

私は何」

ミニパソコンが危険危険と知らせる

逃げるところなんて…

あったマンホール

階段を昇り始めると同時に

ものすごい振動

半分も昇りつけた時には埋まり重なり合って

走りすぎていった



あれは人食いネズミ

普段は下水道を利用してるのか

マンホールが私の力じゃ開かない

仕方なく降りてネズミとは反対方向に移動する

薄暗いでも完全な闇じゃない

行くらか歩いているうちに

けったいな物にであう

マンティコア?

「こっちだ。早く飛び込め!」

そういわれてすべりこむ

しばらくは体当たりする音

壊れないかとおびえる

私を呼んだマンティコアは平気な顔して

何かを焼いている

「食え」

「なにこれ」

「ネズミ」

「う…うげぇ」

わたしは隅に行ってはいてしまった

「そんなもんでも食わないと生きていけないぜ」

「そうだマンホール空けて外にでましょう

二人ならきっと開くわ」

「開くかよ200kgはあるんだぜ」

「じゃあずっとあなたはここで暮らしているの?」

「くらしてる」

「わたしはでる」

扉のつっかえをはずして扉をあけようとする

「無理だと言ったろう」

そう言って耳をペロリとなめてくる

「やー…やめて」

「レベル1の小娘がレベル20のダンジョンに飛び出す

そんなところなんだぜ?お人形ちゃん」

「なによ。人形って私はあなたの人形にならない」

「そうじゃない鏡で肩見てみろよ」

「021」と書かれている刺青だろうか

「製造ナンバーだ。人造人間だよ研究用の

用がすむとマンホールに捨てられる

あんたが倒れてたところのマンホールだけ100kgだ

だけどここまで無事でいられるのも少ないんだぜ?

幸運を大事にしたらどうだ?」

「いや、開けて逃げる。逃げ道がかならずあるはずだわ」

男が扉を開ける

私は逃げるマンホールがある度に開こうとするがびくともしない

そのうちに外の光が見える走り出す

後ろからザザザーッと音あれは人食いネズミの群れ

急ぐだが外には柵がしてあった

「助けて!誰か助けてよ!誰も居ないの?助けて!」

群れがせまってくる柵にはいのぼるが足が置ける位置が低い

腕の力だけでさらに登ると群れがやってきた外に出で

向こう側の下水溝を目指している

ツルッ

足をかけれる場所で止まったがそこはネズミが飛んでこれる位置

「きゃーいやーきゃーあっちいって痛い痛いよー」

群れが戻ってくる私を骨までに食い尽くす

ディジャブ

記憶のどこかに残ってる光景

柵がゴゴゴーと開く

「NO.24記憶装置回収終了」

「そろそろネズミが光に慣れてきたどうにかせんと町がパニック

になりかねんぞ」

「大丈夫さ外にでたければ夜にでてる」



西暦3011人食いネズミが町に出てパニックアメリカ中を横断し

2年後には全て焼却できたとされている

「チチ。チチチ」

相変わらず何かの実験は続いているとうわさされているが…



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