素晴らしかったです。
微妙な関係の男女が過去の三人目の存在を悼む。
というだけの話なのに、
読み進めるとどんどん深みが増して、
彼等の空気感や悲しみが染み込んで来る感じがしました。
もしかしたら書籍化されていてもおかしくない出来だと思いました。
あとワンアイデア追加して、タイトルを変えて少し手を加えて
出版社の公募とかに送ったら、受賞しちゃうんじゃなかろうか？
ぐらい優れていると思いました。
と、言うか、是非とも公募に挑戦して欲しいと思いました。
あ、その場合、禁則事項だけは学んでおいた方が良いと思います。
？　マークの後に空白を入れるか入れないか。
これだけで、審査員の人がちゃんと読んでくれるかくれないかが決まったり
するようなので。

ヨットには詳しくないですが、ひたひたと迫るリアルな描写に惹き込まれました。悲しい物語ですが、読後感に救われますね。