第134話 わし 明晰夢と現実

ん?…うおおおおおおおお…落ちてる!!


いやぁぁぁぁぁぁぁ!!って…


あ…これは夢だな


超クリアに視界が開けてくる、夢の中で夢と気付くと半覚醒状態になり、夢の世界で自由自在に動ける、そして現実と見紛うほどリアルな夢世界になる


現実世界も実は仮想現実なんじゃ無いか?と思えてしまうほどにリアルな夢だ


若い頃はワザと金縛りを起こして、幽体離脱(体外離脱)を楽しんでたな


モビルスーツを召喚して市街戦や空を飛んだり、かめはめ波を撃って街を破壊して遊んでた


やり方は簡単じゃ、寝てるか起きてるか分からないくらいにして、耳鳴りがしたりする、その状態で思っ切り起き上がると、金縛りになる


この時に怖いと思うと夢の世界なので、脳が怖い存在を作ったりする、これが金縛りにかかると怖い存在を見る現象である


視界は開けるが、実際は目を閉じてる


後は興奮を抑えて思っ切り寝返りを打つと寝てる体から、もう1人の自分が抜け出て夢の世界に行ける、あとは夢の中で夢と気付くとかじゃな


時間の流れや滞在時間は個人差があるが、わしは2時間ほどで、リアル時間の方が遅く進む感覚だ


2時間遊べば、リアル時間は1時間進んでる


ま…チャンスがあれば挑戦してみると良いだろう、マジでハマる(笑)


むく…


わし「5時か…起きるか」


アリア「マルス様…起きました?」


わし「起こしたか、寝てて良いぞ」


アリア「はーい」


寝るんかい!!


アガラス連邦の動きが気になるな、国境海域に展開してる艦隊と睨めっこ状態みたいじゃが、アルビア国やトランス国とも連携してそうじゃ


しかし、さすがネアンデルタール人だな、ホモサピエンスの3倍の体力があるとは聞いてたが、兵器で負けてても、やり合えるとは


今まで見つかったネアンデルタール人由来のDNAは母方ばかりだ、つまりホモサピエンスの女性がネアンデルタール人を求めたと言う事だ、ホモサピエンスがネアンデルタール人を侵略していれば、父方由来になるはずだからな


何が凄いって、野生動物を走って追っかけて、動物が疲れるまで追い詰めて倒すとか…どんな狩だよ…無敵かよ(笑)


道具が進化しなかった理由かも


しかし転生したら絶滅したはずのネアンデルタール人やフローレシエンシスが生存してるとは驚きじゃな


色々と観測した結果、この世界は過去の地球の可能性が非常に高くなった、星座や惑星の観測もしたが、わしがいた地球と全く一緒だ、より確信を持つ為に真空エネルギーと宇宙の加速膨張も観測したいが…今の科学力では無理ゲー


そもそも宇宙はこの宇宙だけじゃ無いからな、マルチバース(多元宇宙)で間違い無い、理由はありすぎて割愛するが、宇宙自体がめちゃくちゃ都合良く出来てるからな、地球と一緒で生物にとって、めちゃくちゃ都合良く出来てるのは、無数に惑星があるのと一緒だ


ただ知的生命体が生まれる宇宙は一握りなのと、我々が生きてる宇宙でも知的生命体が誕生出来る惑星環境は一握りなのと一緒だ、光速を超える事が出来るのは今の所は空間しか無いから、前の空間を縮めて後ろの空間を膨張させて進む宇宙船とか作ってみたい、反物質を自由自在に生成出来れば可能だがな…


アインシュタインの計算では、因果律を無視すれば過去には行けるからな…


情報は光速を超えて伝わらないとアインシュタインは言ってたが、実際に、わしと言う情報が過去に来てる、魂は光速を超える事が出来るのか…


うーーーーん…頭いてぇ…


まだ早いし寝るか…聖カトレイアとアガラス連邦にレガシイ大帝国も加わると、流石にマズイ状況じゃ…ま…秘策はある



 マルクス王国と聖カトレイア国国境海域



     航空母艦 グワチン


ジャア大佐「ゲルククで出撃したい…」


うずうず…


ララン少尉「私もですわ…」


うずうず…


ジャア大佐「私専用にチューンナップした零戦改ゲルククで出る!!」


ジェイジェイ艦長「大佐ダメですよ!!戦闘行為は禁止されてますから!!」


ジャア大佐「戦闘では無い、偵察だ!!心配なら弾薬を積まなけれ良い」


ジェイジェイ「いや〜しかしですね」


ララン「私も出撃しますわ!!」


ジェイジェイ「………。」


ユウスイ様から監視しろとキツく言われてるけど、無理だろ…この人達…


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