第六章 覇権国家と王権国家と民主権国家
第128話 わし 国政を考える
あれから1年
〜〜〜わし私室〜〜〜
わし「がははははははは!!聖カトレイア国もレガシィ大帝国もGDPの差がついて来たな聖カトレイアに至っては4倍じゃ4倍」
カイン「これがマルス様の言っていた国作りですか」
わし「民はますます富、軍事力最強じゃな、どうじゃアトラス大陸全土にマルクス王国の覇を唱えてるだろ覇を!!あの頃は〜覇♪」
カイン「物凄く調子に乗ってますね…」
わし「ここまで来れば、安心じゃな、我が闘争と銘打った本でも書くか」(笑)
カシム「次の主産業のテレビですが、サンアンドムーン国も生産しており苦戦してますね」
わし「またパクリか…人件費が安いからな、同じクォリティだと苦戦するな」
有機ELディスプレイを開発するか、それには半導体事業に力を入れて、部品を輸出して儲けても良いな
カシム「あとサンアンドムーン国は車の製造にも力を入れて低価格帯の軽自動車の輸出が伸びてますね」
わし「コモディティ化か」
カシム「こもでぃてぃか?ですか」
わし「うむ、大衆化とも言う、市場投入時には高付加価値の製品やサービスと認識されていたものが、市場が活性した結果、他社が参入し消費者にとって機能や品質などで差がなくなってしまうことじゃな、コモディティ化が起こると、付加価値で差が生まれないため低価格競争になったりする」
カシム「どうするのですか?付加価値を創造ですか?」
わし「そうじゃな、例えば自動運転とか」
カシム「自動運転ですか!!凄い!!」
わし「ま…まだまだ先じゃがな、面白いパラドックスもいっぱいあるし」
カシム「例えば?」
わし「車を運転していてヘルメット被ってるバイクとヘルメット被って無いバイクがあって、避けられない場合にお前はどっちにぶつかる?」
カシム「やっぱり、死ぬ確率が少しでも低そうなヘルメットを被ってるバイクですかね?」
わし「それが自動運転パラドックスじゃ」
カシム「え?どう言う事ですか?」
わし「それだと真面目にヘルメットを被ってる人が損ではないか、安全に配慮すればするほど車がぶつかってくるぞ」(爆)
カシム「た…確かに…」
わし「あと子供の列とクソジジイ1人、避けられない場合は?」
カシム「やっぱり爺さんにぶつかりますかね?」
わし「そのクソジジイが、わしでもか?」
カシム「………。」
わし「トロッコ問題に近いがな」(笑)
カシム「難しいですね…ではこれからは付加価値創造で対抗して行くんですね」
わし「まぁ切磋琢磨しても良いが簡単なのは差別化とかじゃな?」
カシム「差別化ですか?」
わし「例えば、超高級車はマルクス王国が専売で作るから、サンアンドムーン国は一般大衆車を作れとかな」
カシム「市場の住み分けですね、確かに…」
なんでトヨタが超高級車を作らないんだろう…不思議だね(笑)戦略なのか圧力なのか知らんが
わし「サンアンドムーン国と首脳会談でも開くか、今後の事もあるからな、特にラコール国にちょっかい出しそうだし」
カシム「では、ツキノ大統領と首脳会談を打診しておきます」
わし「うむ…そうしてくれ」
ゆくゆくはドローンを開発して空飛ぶ車を開発してやろう、自動運転とGPSが不可欠だがな、自動運転だとメーカーと保険会社の問題が出てくる、そこは国が法改正して責任取れば開発も進むんじゃがな…
カイン「軍事の方はどうしますか?最近は石油の輸入や製品の輸出で潜水艦の通商破壊に悩ませれてますが」
わし「こちらも哨戒艇や哨戒機を増やして対応して行くしか無いじゃろ、まったく環境に悪い奴らじゃ、わしの大好きな海や珊瑚はわしが守る!!」
カイン「商船には、駆逐艦と哨戒艇を随行させます」
わし「うむ…軽い製品は大型航空機で対応出来るんじゃがな、ヤマト国の商船にも随行させよ、石油が無ければ死活問題じゃし」
アガラス連邦か…まったくもって不愉快な連中じゃな、なかなか情報が入らんから、迂闊に突っつけれんし…
カイン「アブトマットカラシニコフ銃が完成して配備して行ってますが、旧式銃はどうしますか?」
わし「うーーーん…ヤマト国に供与しても良い、陸戦でも苦戦してると聞くし」
エネルギー問題か…やはり原発開発しか無いのか…水で動く車も余裕で開発可能じゃがな
スタンリー・メイヤーの水燃料電池だが、特許も失効してる、試しに作ってみると良いだろう、マジで動くからな…4リットルの水で160キロ走る、そりゃアレされるわ…
現代では確か日産が開発してたな
わし「カシムよラコール国はどうじゃ?」
カシム「ラコールは国土が焼かれた訳じゃ無いので、わりと経済成長してますね」
わし「そうか留学生は?」
カシム「留学生も様々な分野を学んで帰国してますね」
わし「サンアンドムーンとラコールが争ったらどうする?」
カシム「仲裁か放置かですか?」
わし「うむ」
カシム「マルクス王国の情勢次第ですね、平時なら放置、戦時なら仲裁ですかね」
わし「同じ見解じゃな」
カシム「あと平均寿命が随分と伸びましたね、平均寿命が70歳近いです」
わし「うむ良い事だ今後は90歳近くまで平均寿命は伸びるじゃろうな」
カイン「そんなに寿命が伸びるんですか?」
わし「寿命が伸びると感じるのは錯覚じゃな」
カイン「どう言う事ですか?」
わし「今でも普通に90歳まで生きてる人がいるじゃろ」
カイン「まぁ確かに」
わし「3人いて80歳80歳20歳で死ねば平均寿命は60歳じゃ、つまり早死にする人間が減っただけじゃ」
カイン「あ…なるほど」
わし「基本的には水質改善で劇的に寿命は伸びる、今後は医療の進歩にも力を入れて行く」
日本の水処理は頭おかCレベルで凄いからな膜処理技術とかな、この水ビジネスも輸出可能じゃ
カシム「医療大国ですか」
わし「まぁな…国民皆保険に先進医療も保険適用内にして、進歩を促して行く」
カシム「医療機器の輸出ですね」(笑)
わし「まぁな」
次回に続く…
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