第30話 わし 不本意に調子に乗る
ぐっふふふふwww
はーーーーーーはっはははwww
ついに完成したぞ…内燃機関が!!
石炭ガスと空気の混合気で動く…発明者のルノアールオリジナルより改良して吸入・圧縮・膨張・排気の4サイクルで蒸気機関の6倍近い熱効率だ
これを従来の蒸気ハンマーでは無く、この内燃機関ハンマーで鉄を加工すれば、さらに強度が高く緻密で精度の高い部品が出来る
これで、ライフリングに雷管式の銃が出来る!!
唯一の弱点はガス発生装置が大型で重いのが問題だ、車やバイクには応用出来ないな
とりあえずこれを大量生産して、工場に行き渡らせて大量生産!大量消費時代到来だ
後はゴムの木と米だな
ゴムは硫黄とテレピン油(松油)で寒さや暑さで変形せず弾力性も失われない、そしてカーボンブラックで、摩耗耐性が10倍になる
先人達よありがとう
今の所…需要は消しゴムwwwしかねーけど
合成ゴムが作れればなぁ…
問題はゴムの木は、ここの気候じゃ栽培が厳しい、熱帯で降水量が年中多い場所が良いのよね(ブラジル有名)
品種改良っても、紫外線による突然変異の運任せか、栽培して残った種をどんどん増やすか、別種を掛け合わすアナログな方法しかねぇ
無理なら南にある亜熱帯の島々でプランテーション作るか
米は治水工事して水田を作れば何とかなりそうだ
自由都市以南で、どちらも試すか…
畜産、農業、建築と言った技能系の学校を作ったので、色々とやらせてみよう
後は国家プロジェクトとなった蒸気船だ…
これは機関部は蒸気タービン式と推進装置はスクリュープロペラの開発が急務だ
蒸気タービン式はレシプロ式よりパワーがあり
推進装置が外輪だとあんまり大砲が積めないのと、狙い撃ちされやすいから、スクリュープロペラだな
完成したら大砲積んで
わし「カイコクシナサーイw」
開国(市場開拓)プレイもいいな…
大鑑巨砲主義時代の到来か…
未知の極東の国のテクノロジーが何処まで進んでるか気になる所だ
コンコン
ジアンビ「ジアンビです」
わし「入れ」
ジアンビ「報告書まとめました」
ジアンビ「聖カトレイア国は捕虜3000人の補償金との事です、食料増産化計画は供給高になったので一旦止めます」
わし「3000人!!凄い数だな…金持ってんね…国庫がさらに潤沢になったが未だにインフレ率が高いので支出先は絞れ、あと食料は供給高くらいで良い、国民って腹減るとマジギレするからな」
ジアンビ「分かりました」
ジアンビ「鉄道敷設は順調で数ヶ月後にはリバティ港湾都市まで敷設完了します、日用品や建材の工場も増え、このまま行けば予定より早く供給の方が勝りそうです」
わし「ついにデフレか、デフレ対策は楽勝じゃ」
ジアンビ「ただボイラーの爆発事故が多発してます、あとは各駅周辺の町づくりも貴族や商人などの投資も順調に行われています」
わし「ボイラー爆発事故は、開発した内燃機関に順次切り替えて行け、とりあえず民間の消防隊を組織しよう、ゆくゆく消防局を作る」
ジアンビ「分かりました」
わし「後は畜産や米作りやゴムの木の研究を学校と連携してやってくれ、そして新たに真鍮の硬貨を製造しよう、最後にリバティ港湾都市に寄港する蒸気船の情報や積み荷を調べてくれ」
ジアンビ「了解しました、質問良いですか?」
わし「何じゃ?」
ジアンビ「真鍮の硬貨ですか?」
わし「うむ、真鍮製で新たに5マルクス、50マルクス、500マルクス硬貨を発行してくれ、まだ数は少なくて良い、必要になる時があるかもしれん」
銃に使う雷管は真鍮や銅が多い…有事の際に雷管が不足した時に必要になる…ニヤリ 転生前の各国の硬貨も同じ理由で真鍮や銅の硬貨を発行してるのだ
ジアンビ「ははっ!!ではマルス自由都市についてですが」
わし「ちょとまていwwwなんだマルス自由都市ってのは」
ジアンビ「建設中の自由都市ですが…何か?」
わし「なんでわしの名前が付いてんだ!!」
ジアンビ「鉄道開通記念の時に自由都市の名前の公募もしました、聖カトレイア国との戦勝もあり国民ほぼ全員がマルス様の名前を冠したマルス自由都市にしようってなりましたが…不味かったです?」
わし「恥ずい!!恥ずすぎるだろう、後世で調子に乗って自分の名前を街に付けてるwww承認欲求強すぎワロタwwwって思われるだろう!!」
ジアンビ「気にし過ぎでは…いまさら変えれませんし」
わし「もういい…それで自由都市は?」
ジアンビ「自由都市は計画の80%建設完了し、移住者も大分増えて来ました、このまま行けばマルクス王国最大の都市になりそうです、しかし商売や風俗や賭博等も自由なので、ならず者も多く詐欺や暴力等…治安が悪いのが問題ですね」
わし「ふむふむ治安に関しては警察を組織しよう」
ジアンビ「けいさつ?ですか?」
わし「居住区、商業区、工業区に警察署を作り24時間交代勤務で、銃を携帯してパトロールし、何かあればすぐ駆け付ける、治安維持サービス専門の職業だ」
ジアンビ「なるほど、組織化はどうしましょう?」
わし「とりあえず軍から徴用だな、給料は民間より少し高めにしなさい、低いと賄賂が横行する、国家権力を笠に来た行為は充分慎め、早速組織しなさい、後世で治世も糞だなって笑われたく無いwww」
ジアンビ「分かりました、あと国の発注した公共事業で貴族や商人のお抱え建設業者が揉めたりしてます」
わし「まったく…揉めるなよな…建設業者に関しては、競争入札にしよう」
ジアンビ「きょうそうにゅうさつ?ですか?」
わし「1番低く入札した業者に仕事を発注する仕組みだが、おもっきり談合して100%で入札出来る様にして良い、業者が1番儲かるからな、手抜き工事も減る」
ジアンビ「なるほど」
わし「業者を抱えてる貴族や商人に節操持って平等に談合しろ伝えておけ、また揉めたら、マジで競争入札にするぞと」
ジアンビ「はは!!確かに話し合いで1番儲かるなら争いませんね」
はぁ…マルス自由都市か…
次回に続く…
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