第2話 わし 5ヶ年国家経営を考える

転生して1ヶ月



カイン「マルス様!!剣の修行は!」


わし「剣には興味が無い」


カイン「何たる軟弱な!!それでも次期君主ですか!!」


わし「まぁ聞け、わしが剣が強くなって何人助けれる?」


ギロ…


カイン「そ…それは…。」


わし「剣が強くなっても、せいぜい救えるのは数十人だ、それに大軍には無力だ、チート能力で一騎当千なら、わしも嬉々として剣の修行に勤しむ」


カイン「ちーと?…しかし、騎士として剣は嗜み」


わし「じゃあわしが1000億金貨持ってたら何人救える?わしが1人の兵で敵兵を100人倒せる武器を作れば何人救える?わしが全国民を永遠に飢えないほどの作物を生産出来たらば何人救える?」


カイン「…そ…それは…。」


わし「わしは、それを5年もあれば出来る、しかし時間は有限だ、生産性の低い剣などやっとれん、わしが剣に1年費やすと、1年予定が遅くなる、その間に救えた命は万は超えるな」


ギロリ…


カイン「い…言ってる意味が…」


わし「1000億金貨を5年で稼いだとして、1年で200億だ、わしが1年剣に費やしたら200億の損益を生んでる1日辺りでは5500万も損失だ、その騎士の嗜みとやらで毎日大損だ意味が分かったか?」


ギロリ…


カイン「そんな事…不可能です」


わし「まずは食料供給を安定させ、主産業を起こし外貨を稼ぎ、工業化を押し進め、金融経済に革命をもたらせば可能だ、カイン殿はわしの邪魔がしたいのか?家臣とは主君を守り主君の道を共に切り拓く存在では無いのか!!」


超ギロリ…


カイン「…う……。」


ギシィ…深く腰をかける…


わし「まぁ言い過ぎた、これからは飛び道具の時代だ、剣では民を国を救う事は出来ん!!」


カイン「わ…分かりました…カインはマルス様の深謀遠慮にお力添えします」


わし「うむ…」




















きゃああああああ!!やったわぁ!!堅物のカインを論破した!!完全に論破したわぁぁぁぁぁぁぁwwwww



マジで毎日ボコボコだし…剣とか時代遅れだっつーの


転生前の世界で、やーやー我こそは!!なんてやってたらスナイパーライフルで頭ぶち抜かれるわ


さて、色々と我が国の情報が手に入った、食料増産計画はコレで良いか、主産業がなぁ蚕がいれば絹が生産出来て良いんだけど、元々が高品質だとわざわざ付加価値(ブランディング)なくても高値で売れるが、この国に無いしな、とりあえず産業革命をちゃちゃっと起こして、銀本位制をさっさと破壊して次のステージだな


転生前でも社会に必要とされる高い技術や能力を持ってる人間が金になるが、マジでこの国には人材が無い…少しづつ、必要な技術者を探して、どんどん教育に投資して育成して行くしか無いな


とりあえず、剣の修行からは逃れたから、機械の設計や革新的な物(イノベーティブ)や人類が今まで考えた便利アイテムの設計をして行こう


侵略して領土を広げるとかアホがする事だ、圧倒的な軍事力で市場を解放させるだけで良い


あとは…ハーレム計画…と…ぐふwぐふふふw


チンギス・ハンも真っ青の5000人は子供作るじゃな…


わしのDNAを受け継いだ人類を後世で5000万人にする、さらに後世でY染色体 アダムになってやる!!


強国にしてからだが…


次回に続く…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る