take3

1day ハロークエスト



 与えられた成果ノルマさえ達成すれば報酬が支払われる公共機関ハロークエストに来た。

 無職御用達の指令契約所ハロークエストを訪れて、55歳の無職の俺でも無難にこなせそうな簡単な契約指令クエストを探すと羊皮紙が張り付けてある掲示板を眺める。


「あの……」


 すると何故か都合よく女子高生が声を掛けてきた。白い法衣ローブの大人しそうな女の子だ。回復職の僧侶だろう。彼女の背後にも三人組の女子高生たちが固まって会話の成り行きを見守っている。


「わたしたちとパーティを組んでもらえませんか?」


 襲う。

 女に飢えている完全に取り返しのつかない氷河期世代の童貞である無職55歳のオッサンの俺は真っ先にそう思った。女子高生たちは四人とも、氷河期世代の無職童貞でありさらにロリコンでもある55歳のオッサンの俺の非常に好みな大人しめの黒髪優等生美少女たちだった。顔も美人だし胸もそれなりにある。尻の形や大きさには興味がない。当然、足にも興味はなかった。顔と胸さえ良ければ俺は満足する。

 氷河期世代の無職童貞である55歳のオッサンの俺は、こうやってカクヨムの読者であるお前達に自己紹介をすると、話しかけてきた女子高生の胸と顔を何度もガン見して物色した。この未成年の乳房とこの唇がすぐにホテルに連れ込んだ氷河期世代の無職童貞である気持ち悪いロリコンの55歳のオッサンのこの俺さまの餌食モノになる。

氷河期世代の無職童貞である55歳のスケベなオッサンの俺は妄想を膨らませた。


「……あ、あの?」

「君たち年齢としは?」

「え? ぜ、全員15です」


 必ず襲う。

完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職童貞であるロリコンの55歳のオッサンでしかない俺は固く決意する。

15歳の女子高生なら、氷河期世代の無職童貞であるロリコンの55歳のオッサンであるこの俺様の完全な守備範囲の中だった。

あとはこの少女たちが処女かどうかだけだ。これは氷河期世代の無職童貞であるロリコンな55歳のオッサンにとっては非常に最も重要な確認事項だった。


「君たちは全員、処女バージンか?」

「は、はい」


 絶対に襲うッ。

 全年齢対象の小学生も見ている(読んでいるとは言わない)かもしれない作品の中で、完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職である55歳のこのオッサン(言っとくがこの定型文は何度でも繰り返すぞ? 文字数稼ぎの為にもな。つまらないだろうッ! ブラバしろッ!)の気持ち悪い質問にも、生真面目に答える絶滅危惧種の15歳の女子高生の処女オトメたちを前にして、完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職童貞であるロリコンの55歳のオッサンの俺は、心の中でガッツポーズをするッ!

まだ男と交際したこともないこの15歳の未成年の女子高生の処女ハジメテ女体カラダを四人も奪える絶好のハーレムチャンスッ!を逃すわけには行かない。完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職童貞である気持ちの悪い55歳のオッサンの俺にとっては願ってもない千載せんさい一遇の大チャンスだ(千載せんざい一遇をせんさいいちぐうだと思い込んで打ち込んだら変換できなかったらしい。アホな低学力の著者がッ!)。


「すまないが他を当たってくれ。俺は誰ともパーティを組む気はない」


 もはや完全に取り返しのつかない踏み外した運命が決定された氷河期世代の無職童貞である55歳のオッサンである俺は、完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職童貞である55歳のオッサンにはあるまじき変態紳士的な態度で、話しかけてきた女子高生の提案をやんわりとあっさり断った。(面白い文章だろう? 笑えッ!)


 俺は過去に警告を受けた。カクヨムにだッ。女子の身体には触れるな(特に未成年)と利用規約違反の警告を二度に渡って四発分さくひんも食らったのだ。実際に警告を食らったのは、実はこの世界さくひんを書いている挫刹なのだが、その影響は当然、登場人物である俺もモロに喰らった。

この世界を創りだした悪魔である挫刹は、お前たち読者が今も利用しているカクヨムと呼ばれるWEBサイトの読者層の大半を占めていると勝手に見なしているイカれた氷河期世代の無職童貞である55歳のオッサンども(たぶん地球の日本の氷河期世代はまだ55歳にはなっていないはずだろう。だがすぐになるぞっ! 地獄が待っているッ! 楽しみにしていろッ!)が通報しやがったのだと勝手に思い込んで大声で怒り叫び、発狂して怒り狂っていたが。(同じ言葉は何度でも使うぞっ!)

 しかし、完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職である55歳のオッサンの俺の目から見れば、そもそも利用規約違反をするような作品を平気で書き続けて投稿し続けていた挫刹が悪いのは言うまでもないので、全くもって自業自得だと思っている。

なので、励ますことは決して全くしなかったし。むしろ、もう少し反省したほうがいいと思うぐらいだ。本当にもういい加減、性的な描写からは卒業したほうがいいと、何度も何度も口を酸っぱくして忠告している(あの童貞がッ(と、完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職である55歳のオッサンのこの俺さまは、挫刹のことを勝手にそう思い込んでいる))。


 話を戻すとそんな事もあり、この女子高生たちの提案は勿体ないと思ったのだが丁重に断ったのだ。

 ちなみにカクヨムがR18の公開の場を他に作れば(カクヨムロイヤルティプログラムは絶対に必須だという)、俺は直ぐにでも目の前の未成年の15歳の女子高生たちの案を呑んでパーティーを組むと、真っ先に宿に連れ込んで夜を伴に過ごしまくる描写しかしなくなるらしい。(良い子のみんなはマネするなよ? あと地球の未成年が性的な行為をする時はちゃんとお互いの両親の了解を取れっ! これから夏休みだが未成年の性行為は双方の両親の了解をちゃんと取って堂々と行うべきだ。隠れてセックスをするなッ! だから未成年のSEXはダメなのだッ! これは完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職童貞である55歳のオッサンのひがんだ嫉みしかない意見だがなッ!)


しかし、今は全年齢対象の優良な運命さくひんを目指しているらしいので、仕方がないので俺もその運命さくひん方針に従うことにする(これに文句がある読者は、以前のR15の作品を通報した一部の読者を恨んでくれ。まぁ通報されなくても遅かれ早かれ規約違反にはなったと思うがな)。


 そんな事を考えながら、しぶしぶ眩しい若さの弾ける15歳の未成年ピチピチギャル(気持ち悪い表現だろうッ? 俺もそう思う)な女子高生たちの惜しむ黄色い視線から離れると、完全に取り返しのつかない氷河期世代の無職である55歳のオッサンの俺は、特に受けたい指令票クエストもなかった指令契約所ハロークエストを後にし外に出た。




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