4、『T・T』
少女に手を引かれ歩みを進めると、強い光に包まれた。あまりの眩しさに、目を開けられない。
これが、タイム・トンネル…か?
…唐突に、少女が繋いだ手を離した。
「お、おい! どこだ??」
手探りで探すが、俺の手は虚しく宙を掴むだけだ。
え? 置いてけぼりかよ…。
…前に何かで読んだ事がある。タイム・トンネルの中で
さようなら、
さようなら、令和…。
SA・YO・NA・RA…。
「…貴様、一人で何をしている?」
薄目を開けると、どデカい顔が目に入った!
「ひえぇ〜!!」
驚いた拍子に尻餅をついた…が、痛みは感じない。床を探ると、草むらのような手触りだ。
徐々に目が慣れてきたのか、視界がはっきりして来た。
俺を至近距離で覗き込む少女と、それ
…
ヤケに
更に、戦国時代は、
…俺達は、
…いつの間にか、俺は
…桃太郎さんのような身なりをしている。
思わず吹き出してしまった俺が、少女の手にする
…流石は司令官に昇り詰めただけの事はある。良い突きだったぜぇ。
「閣下〜、総司令閣下ぁ〜」…聞き慣れた声がした。
「おい、呼んでるぞ」
…って、あっ! 俺か!
「おお、情報参謀ぉ〜」と振り向くと、
おいおい、随分
少女が腕を組み、不敵な笑みを浮かべ「
へえ〜、見かけによらないもんだ。
…協定が結んであるのなら安心だ。俺たちは、
その時、背中に旗を立てた兵士が飛び込んで来た。
「
「来たか…。」
緊張感が
あのぉ、こんな時に何なんですが…
…俺…作戦を聞き逃してたんですが、大丈夫ですかね…?
↑こんな事を、少女に聴いてみよう…と思った瞬間、ご家老が右手を上げた。
それを合図に兵士達が
俺たちに襲いかかった?!
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