2、…で?
俺が、壁を見て落ち込んでいると、背中を叩かれた。
「
少女が「どうした?」と聴いてくる。
俺が、
「『接点』を見付ける事に、重要な意味があるのか?」…と聴かれたので
…例えば、近くに住んでいれば、『どこどこのお店に行った事ある?』とか『誰々さんって知ってる?』とか聴ける。
また、同じ学校の出身だったら、『あの先生、覚えてる?』とか、『まだ、校歌覚えてる?』とか聴ける。
…そんな感じで、何か共通の話題で、彼女と会話する『きっかけ』が出来る…と思った。
…と、少女に伝えた。
少女は「なんだ。そんな事なら、いとも
『いとも
…ホント? …いとも
まさか、俺か、彼女の記憶を操作する…とか言い出すんじゃ
少女は、作戦参謀を呼び出し、「
「御意」
…作戦参謀は、消えたと思ったら、文字通り、
…え? もう出来たの?
「お待たせした。」
いやいや、待って無いから!
作戦参謀が、スクリーンの前に立つと同時に、古い日本地図が表示された。
なんだ? 歴史の講義でも始めるのか??
地図の一部がクローズアップされ、色分けされた『領地』らしいものが表示された。
青と赤の領地の間に、二つの色を分断するような形で、細長い、黄色い
「
おいおい、本当に歴史の講義を始めたぞ。
「『
スクリーン上の黄色い線が消え、青に変わった。
…それにしても、『
…まあ、名前に関しては、俺も、人の事を、とやかく言えないけどね。。
おっと、講義、講義!
…「その勢いのまま、『
へえ~…。
…で?
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