4、『強大な要因』
『ゴオオォ~ン』
例の、耳を
参謀長の「これより、軍議を凝らす」 の声で、参謀たちが着席した。
…あれ? 俺の席は??
「お~い、ここ、ここ」
…少女の声に振り向くと、少女は、玉座の横にある椅子を指差した。
うわ!
…その席を目指して
見渡すと、参謀たちを
その中の一人が挙手…と言うより、挙触手した。
「作戦参謀」
…参謀長がダンディな声で指名した。真横で、しかも超絶低音なので、ビリビリと鼓膜と腹に響く。
作戦参謀が、こう切り出した。
「…
情報参謀がそれに答える。
「実は、わたくしも、それが疑問なのです…ご提示された条件にて『
と言った。
…はあっ? バカじゃねえの?
…もし、二人きりになれたとしても、自分のせいで人類が滅亡した世界で愛を
そんな事すら
…!
俺は唐突に理解した。
クサいセリフで申し訳無いが、言わせてもらう!
こいつらの世界には『愛』が無いんだ!
『愛』がなければ、『
…だから少女も、初めて会った時、『即時抹殺』なんて言葉を軽々しく使えたのか!
そう思ったら、図体ばかりデカい、こいつらが、軽い存在に思えてきた。
…よし、一つ試してみるか…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます