2、アパートにて
さっきは公園の暗がりで良く見えなかったが、部屋の明かりに照らし出された少女の顔は…
うわっ! すっげぇ可愛い!!
…可愛らしさの中にも凛とした高貴さがあり、
「…やっと落ち着いたね。良かった」と
この
「腹が減り過ぎて
少女は更に真剣な表情で「…貴様に頼みがある。貴様らの事について詳しく教えてくれ」と言った。
冗談を言っているようには見えないし、病気でも無さそうだ。
「…わ、判った。俺が知ってる事なら教えるよ。…ただ、今日は遅いから家に帰りなさい」
少女は「そうはいかないのだ…」と、自分の身の上
『らしき…』と言うのは、少女の話が、にわかに信じられなかったからだ。
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