3、少女
さっきまで落ち込んでいた事などすっかり忘れて動画に
ふと目をやると、小? 中? 学生くらいの少女が倒れ込んでいた!
俺は慌てて駆け寄り、必死で呼びかけた。
「おい、しっかりしろ! いま救急車を呼ぶから…」と言い終わる前に、少女の…
…腹 の 虫 が グウ~~… と鳴った。
…どうやら
…腹 が 減 っ て る だ け のようだ。
安心した俺は「な~んだ、腹が減ってただけか」と話しかけた。
少女は弱々しい声で
「わ、
可愛らしい声ではあるが、ヤケに
『惑星が3回自転』? 小学校で習ったよな…。
「…3日も食べて無いって事か! 回りくどいなあ! 何か買って来るから待ってて !」
少女を
コンビニの陳列棚にズラッと並ぶ食料品の数々を目にして俺は悩んだ…。
…女子は…何を食うんだ?
どれもこれも、
…と、あれこれ悩んでいると、救急車のサイレンが
少女の事を思い出し…
しまった! またやっちゃった! 優柔不断が俺の悪いところだ。
…目に付いたおにぎりと麦茶を買い、『無事でいてくれ!』と念じながら公園に走った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます