第22話4-6:動き出す物語


 いつもの朝。

 私はいつもと同じ時間に駅に着く。


 登校するには少し早いこの時間。


 いつものプラットホームに立ってスマホを開く。



 「うん、更新来てる」



 にこにこしながらそれを見ていると電車が来た。

 電車に乗り込み、何時ものシートではなく対面のシートに座る。



 「おはよ、みやむーさん。今日の話どうなってるのかな?」


 「お、おはよう鈴木さん。えっと、まずは読んでもらってからかな?」



 少し照れ臭そうに宮本君はしている。

 私はさっそく更新されたWeb小説を読み始める。



 私はこのWeb小説が好きだ。

 そして作者のみやむーさんにも好感を持てる。

 

 だからその先が読みたかった。

 そしてその感想をすぐに伝えられる作者が私の横にいる。



 だからまずは一人の読者として、この作品のファンとして。



 にこにこしながら私は電車に揺られ、みやむーさんの小説を楽しむのだった。 



ーFINー


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ネット小説物語 さいとう みさき @saitoumisaki

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