第4話 記憶
いつものハンバーグを食べながら、私ばかり沢山話してしまった。彼は、うんうんと笑顔で話を聞いてくれた。ねぇ、株3つの中で動かしちゃった。ラーメンの銘柄、今100株しかない。
それだったら、ラーメンの株は売って2銘柄だけにするか。
えー?そうなの?ラーメンの株ナンピンしたら良くないの?2銘柄だけ?
お前ひよっこなんだから上級者がするような事はやめとけ。
そうなんだぁ、わかったぁ。何がわからないのかわからないとはこの事だった。
株の質問が終わり食事を終え彼が、じゃあ送ってくなと言った。私は一日デートするつもりでいたので、家に来てよ!と強く言った。
家?家に行ったらまた彼氏彼女の関係になるだろう。良いのか?
私は、一緒に居たいの!と駄々を捏ねた。
久しぶりに彼が私のアパートに来た。
ずっと大丈夫だったのに…全ての記憶が蘇ってしまった。
何度も何度もお互い強く抱きしめ合った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます