【非公開】9月10日 この頃、僕が考えていた事
君の書く童話の主人公は
どこか普通の生き物とは思えない、”実は神様でした”、とか、最低、”そして神様になりました”、というオチがありそうな生き物たち。
それは君にも言える話で、僕には君が、余命宣告を受けている人間にはとても思えなかった。家族だけでなく病院内で色々な人に笑顔で挨拶し、世間話に興じる姿を見て、本当は君の言った病状なんて嘘なんじゃないかと何度も思った。
僕は、君の小説を読みながら「そんなに正しくなくて良いんだ」、と言ってやりたかったし、余命1年の君が無理して明るく振舞っているのだとすれば、無理しなくて良いんだ、と、言いたかった。
おこがましいけど、せめて、僕の前で、だけでも。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます