鬱病と不安障害

今は仕事をしてないけど、状態を見ながら

近いうちにはやりたい

私は鬱病うつびょう不安障害ふあんしょうがいに苦しんでいた

その、つまり・・・

二、三か月前寝たきりになり

家から出られなくなった

十四歳の時うつ病と不安障害を患った

直ぐにパニックになって

ずっと部屋から出られなくなった

ベッドすらも心は諦めようとしていた

未来が見えなかった

ここへも来たくなかった

両親は何が出来るか問い続けた

でも何も出来なかった、良くすることなんて

ただ見守る、毎日気にしていた

治療で少しずつ良くなった

だけど四か月前今までで一番辛くなった

自分に嫌悪感けんおかんを抱いた

自分のことが嫌いになり

どうやって生きたらいいのか両親は

自分達の無力さを感じた

どこに進んでも結果は同じだけど

音楽は娘を見つけた

今日ここにいる事は信じられない

ベッドから足さえも出せなかった

世界に背を向けていたけど今は

数千人と顔を合わせてる

両親は世界が娘を見つめる時だと思っている。


 彼女は舞台でギターを弾いて歌い見事な歌声で観客を総立ちに

させた、それくらい素晴らしかった、自己紹介の病気の事を

忘れるくらいに吹き飛ばす歌声だった、歌い終わると歓喜して

涙を流したけど、それは不安とかでは無く、感動の涙だった。


 私もリアルに精神病院せいしんびょういんに三か月入院したことがあります

私は軽い統合失調症とうごうしっちょうしょう

様々な精神障害せいしんしょうがいわずった人達と一緒にご飯を食べて

自由時間にはテレビを見てたりしてましたが、みんなどこか

寂しそうで、中には部屋から出られなくして隔離かくりされている

人も居て、その中で私を一番気に入ってくれて人は

統合失調症でご飯も私が来た時は一人で食べれませんでしたが

私が話かけたら、会話は出来ました

何度も私の名前を言っても

違う名前で私を呼ぶんです、多分その人の誰かと勘違いして

いると思い、その人が呼ぶ名前に合わせました。


 そうするうちにその人は一人でご飯を食べれるようになって

話を聞くと、料理がしたいみたいで、料理本を持っていました

とても大事そうにしてました、時にはいきなり怒る事も

ありましたけど、ちゃんと話を聞いて落ち着くと

ごめんなさいって言ってくれました。


 私が退院する時その人に私を忘れて欲しく無くて

何かないかと探してストラップが

あったので、これくらいしかあげられないけど、と言って

手に渡しました、こんな大切な物貰えないと言ってくれて

ストラップなのに、その人は人が持っている物は全部

大切な物と思っていたみたいでした。


 私はもう退院するから忘れないで持っていてくださいと言うと

その人は今まで大事にしていた料理本を私にくれました

別れは寂しかったけれど、その人の笑顔は今でもしっかり

覚えています。


『どんな病気になっても、心は決して間違わない、だから

今でも病気と闘っている人がいるなら、その人を心から

応援と愛をあげてください』

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