ストリーマー (題内別短文詩作)
春嵐
ストリーマー
虹が出ていた。
あまり興味はない。空模様なんて。仕事に影響が出るかどうか確認する程度。だから、仕事以外で別段見上げることもない。そこそこ特殊な仕事なので、自分がいなければ街も危うい。危険で、大変で、それでいて刺激的な仕事だった。
だから、虹などに気を払う余裕はない。
「あっ。見てみてみて。虹。虹だよ虹」
それでも。
隣で嬉しそうに虹を眺められると、つい自分も上を眺めてしまう。
ストリーマー (題内別短文詩作) 春嵐 @aiot3110
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます