弐
午後七時の地球。
地球陣営最強のスーパー・ロボットが現れた。
スーパー・ロボットはリアル・ロボット(一般人が想定するリアルな描写が売りのロボット。従来のスーパーロボットとの区別のために生まれた言葉だが割と風化した概念でここの定義についてうかつに触れると荒れるのでやめとこう)よりもずっと整備いらずとかそんなわけはないのだが、謎の超エネルギー由来の動力源を持っており、それによりそれまでの猿型機動兵器と一線を画する存在……スーパー・ロボットと呼ばれるようになったのだ。このスーパー・ロボット、ゴリッラーロボは三機の飛行マシンが合体することでそれこそ一騎当千と呼べる性能を誇るロボットになるのだが、パイロットにわけのわからんぐらいの負荷がかかり、常人では操れぬ悪魔のマシンとなっていた。この問題を解決すべく、負荷を軽減するとかの方向性は最初から無しでこの機体に耐えられるパイロットが集められた。勇猛なるゴリラ、ゴリハルト。冷酷なる月ウサギ、ゼクサギ。逞しきカモシカ、シカロック。かつて争いあった若き魂がここに揃い、地球のために手を結んだ。
だが突然上空に超巨大建造物が現れ、その質量により地球を粉々に破壊せんと迫った。
さあ出番だぜ……一つになれ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます