第6話 大掃除

高井圭介。28歳。アラサー男子。仕事は工場勤務。安月給。

自由に使える毎月の小遣いは2万円。ちなみに週休二日制である。

金なし、友なし、女なし。でも時間だけは、そこそこある。

そんな俺は、今日もソロ活ライフをエンジョイするのだった。


やっぱりさ、家って重要だと思うんだ。

家は清潔を保っていて、落ち着いた環境であるべきだと思うんだ。

そこで今日は、家中の大掃除をする。

玄関、部屋、風呂場、トイレ、キッチン。

とにかく家のありとあらゆるところを掃除していく事にする。


まずは玄関だ。家に入った瞬間に汚いとテンション下がるもんな。

普段はあまり掃除しないような場所も念入りに掃除していく。


「うわー、埃が凄い。汚いな。これは大変な作業になるぞ」


次に風呂場。浴槽から換気扇まで徹底的に掃除していく。

かなり大変だ。


「こういうところにも水垢があるから綺麗にしてっ……と」


そしてトイレ。トイレは奇麗にしておくと金運が良くなる。

だから念入りにトイレ掃除もしよう。トイレ掃除には順番がある。

まずは便器を綺麗にする。次に壁、床の順番だ。


「やっぱりトイレが奇麗だと気持ちがいいな」


次はキッチンだ。キッチンも使う頻度が高いから、色々なところが汚れている。

キッチンは大きく分けて2種類に分けられる。

水周りと火回り。

生ごみの匂いがするのも嫌だし、出来る時に奇麗にしておかないとな。

火回りは、油汚れや焦げ付きがあるから、ここもしっかりと掃除しなくては。


「シンクや蛇口汚れは中性洗剤をつけたスポンジで丁寧にっと…」


次は部屋だ。不要な物を片付けていく。

古くなってもう使わない物などを片っ端から片付けていく。

そして全ての作業が終わる。


「はぁーー!!終わったぁーー!!」


今日は一日中掃除していた。掃除はいくらあっても時間が足りない。

良い暇潰しになる。

そして部屋にあった不用品を売りにいった。

ほんの少しだけど、お金になった。

部屋が奇麗になって気分が良い上、更にお金まで増えるなんて。

大掃除は、コスパ最高の休みの過ごし方だ。

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