特別な月 なんでもない雨

雲の上

鮮やかにきっとその月は輝いてるのだろう


でも今日は雨模様

月が私の目に留まることは無い


雨音が私に呼び掛ける

私に気づいて

私も見て

私も愛して


特別じゃない

ただの雨

それが自己主張してる


嫉妬で素敵な月は隠され

見る事はできそうにない


でもこれだけの人の心を奪って

でもこれだけ日本中で騒がれて


なんでもない今日の話題に

当たり前のようにその現象が話に昇るなら


今日は雨に付き合おうか

私だけでも

君を愛するよ


なんでもない雨だから

私は知ってる

君は本当は優しい存在


私は知ってる

君ほど尊いものは少ない

この星で水がなければ命は存在しない


私は知ってる

君が狂い怒れば

洪水にも浸水にもなることを


そんな君がただの雨として

特別な日の月を隠すなら

それもいいではないか


もう一生みれない現象かもしれないけれど

これから何度となく付き合う君と

夜の時を過ごそう


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