りぼんの小さな物語
りぼんをつけて出かける日は
私には特別な日
貴方の為に
りぼん選び
優しく工夫して結びつけるよ
リボンをつけると
貴方は必ず今日も素敵なリボンを付けてるね
言ってくれるから嬉しくて
毎回違うりぼんつけて行くのよ
ある日
ふっと
気がついてしまった
リボンは何を付けても褒められる
でーもね
私は何一つ褒められて無い
私はリボンをつけるの止めた
そして貴方に会いにいくのよ
知らぬ顔をしてね
2回3回
1週間
1か月
貴方が問うのよ
なんでりぼん止めたの?
私は秘密いたずらそうに笑う
りぼんつけた君がとても好きだ
かわいらしくいつも装うから
傍でいつも君がりぼん選ぶ姿思い描いてた
私はやあと気が済んだみたい
上目遣いに貴方を覗きこんで
ほんと?
りぼんじゃなく私の事想ってくれてた?
そして貴方は気がついた
あー、ごめん
そうだね
どんなりぼんつけてても君が好きだよ
りぼん付けてない君も好きだよ
今日はかえりに特別に
りぼん買ってもらいました
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