第7話 うそぉ!ガタガタ…、落ち着け…私!

翌朝、目を覚ますと私の周りには缶ビールの缶がゴロゴロ転がっていた…

「うそぉ…、誰よぉ。ビールをこぼしたのは…。もぅ、嫌だなぁ。匂いが充満している。換気しなきゃ!あれぇ、それにしても、頭がおもいなぁ…気持ち悪ぅ。トイレ、トイレ…」


バタン!

ゲェ、ウゲェ…、フゥ…ハァ、ハァ…苦しい。

気持ちが悪いなぁ。何なのぉ。何が起きたんだぁ?

「あぁ…思い出した!あの後…。

という事は私は大人って事よねぇ?って…なぜか、嬉しくなって…大人にならなきゃ出来ない事をしようって考えたのよぉ。」

「そうそう、そうだったわぁ。」

「確かぁ…そうそう、夜中に始めてコンビニに行ったのよぉ。すごい緊張したのを覚えているわぁ。」

茶髪の店員が来て…

「お嬢ちゃん、どうしました?夜中のコンビニにこんな茶髪の店員いてビックリするよなぁ?ごめんなぁ。」っと緊張をほぐしてくれたんだった。

確かその後

「もしかして、彼氏のおつかい?」っと聞かれて

「咄嗟にこの世界になってから始めて嘘をついたんだぁ。はい、タバコとライターとお酒とツマミ」と言ったんだった。

でも始めてだから、迷ってしまったんだぁ。

そこに茶髪の店員が来て「ひでぇなぁ、銘柄も伝えなかったのかよぉ。」って寄って来て。

「またもや2回目の嘘をついたんだぁ。彼氏を呼びますよぉ。強いんだからって…」と言ったら「冗談、冗談だよぉ。」っと言って、色々、説明してくれたんだ。

「たいていはビールだなぁ?彼氏さんはビールを飲むの?」

「はい。」

「おすすめは辛口ならアサヒでぇ。のどごしなららキリン、昔ながらのビールならサッポロ、高級感を出すならエビスかなぁ…。まぁ、アサヒがおすすめかなぁ。ネイちゃんが飲むならやっぱりこれだなぁ…っと、人気のある歌手が電車でギターを弾いているCMのビールを勧めてくれた。」

「言われるままに、アサヒとおすすめのビールを4本かごに入れた。」

その後、次はつまみだなぁ…っと、茶髪の兄ちゃんが説明を始めた。

「やっぱり、ビールにはあたりめかなぁ。つまみはあたりめがあたりめだぁ!」ってダジャレを言って

「腹を抱えて、大爆笑したんだぁ。あまりに、大爆笑して床に転がっていたから…水を持ってきたんだよなぁ。あぁ、変な人だと思われなかったかなぁ…。」

最後に

タバコだったなぁ…。

「酒を飲むとタバコを吸いたくなるけど…部屋の中で彼氏が吸うなら、ベランダで吸わせなきゃ…駄目だぜぇ?臭いがこもってヤニの臭いが落ちやしねぇ。それになぁ、女性はこれから子供を産むようになるだろう?胎児に影響が出たり、歳をとった時に後悔するから、彼氏が吸ってるなら、本数を減らすように導くのは女の術だぜって…。容姿からは考えられない言葉が来たのは意外だったなぁ。それでも、最後はセッターそれともマルボロ?」と尋ねられ「赤いパッケージが綺麗だったから買ったんだんだぁ。」

その後、茶髪の兄ちゃんが駆け寄って来て「さっきはごめんなぁ。これって、持ってけよぉ!」と言ってタバコの銘柄の灰皿をくれたんだった。

今度、謝りに行かなきゃなぁ…でも、初めて会った感じがしなかったのはなぜかしら?


「プルルル プルルル プルルル〜…。はい、もしもし、木崎です。」

「もしもし、マミヤスーパーの店長の片岡ですけど…。大丈夫ですかぁ?一昨日から風邪を引いたので休みますっと?インフルエンザでもなったのかなぁ…っと心配しまして。お知り合いの赤田さんから連絡がありましたけど、明日のシフトは大丈夫かと…まぁ、女房の同級生だから、女房がうるさくてなぁ。」

「はい、ご迷惑をお掛け致しました。明日は大丈夫です。有難うございます。」

「いやいや、大丈夫なら良かった。いつもは、急なシフト変更も心良くしてくれているから助かっているよぉ。有難うねぇ。では、明日は10時からだけど…大丈夫かなぁ。無理なら午後からでも大丈夫だけど…。」

「いえ、大丈夫です。」

「では、明日、宜しくお願い致します。」


「えぇ?誰かしら…赤田さんって…」

「ピンポン、ピンポン…」

「はい、何回もチャイム鳴らさなくても大丈夫ですよぉ。」

「ガチャ。どちら様ですかぁ?」

「やっとかよぉ。2日間も寝ていたくせに、迷惑かけたと思わないのかよぉ?」

「あのぅ、意味が解らないのですが…」

「おいおい、もしかして、取り扱い説明と注意事項を読まなかったなぁ…?」

「とぉ、言いますとぉ。」

「たくぅ、これだから、室長が説明と同意だけして、契約したから大丈夫だぁっと言ったけど…気になってその後、来て良かったよぉ。」

「ところで、あなたは?」

「俺か、俺は、日記推進管理局実行社員 レッド・スパークと言います。マミヤスーパーに連絡を入れたけどなぁ。偽名で赤田 敏夫って名乗って従兄弟になっち待ったよぉ。最悪だぁ。あぁ、これが架空の名刺だぁ。「株式会社 コスモカラー 赤田 敏夫?」ここでの保証人みたいな役だなぁ。」

「はぁ、有難うございます。」

「まぁ、しょうがねぇよぉ。ここでは、身内がいないからなぁ。」

「あぁ、そうそう、取扱説明や注意事項は読まないから参ったよぉ。しっかり読んでくれたら助かったけどなぁ。まぁ、せっかくだから、まずは取扱説明からなぁ。

1.日記帳は必ず1週間に1度、最低5行以上書くこと。

2.最初の設定を必ず、守る事。(その後、自分で実行した設定は自己責任)

3.保証人を念の為作る事。(ぬいぐるみでも何でも大丈夫。魂を入れて擬人化します。食べ物や腐るものは遠慮願います。)

こんな感じだなぁ。後は自分で読んで下さい。」

「はい、取扱説明は後で読んでおきます。」

「次に、注意事項だぁ。これが1番大事になるんだよぉ。

1.他の人には「見せない」「見つけさせない」「日記の内容を相談しない」〜寿命が半分になり、−1億円のペナルティが発生します。

2.契約をしてから2日間いないに探す事。(見つけなければ日記推進管理局の社員が保証人になります。なお、費用は実費になります。派遣代1日10万円になります。)

3.燃やさない事。(燃やすとあなたがいなくなります。)

4.1億円を得る事に寿命が5年消化します。

5.徳を得れば寿命が戻ります。

6.人の出逢いには注意して下さい。(寿命が上限します。)」

「えぇ?うそぉ!ガタガタ…、落ち着け…私!」






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