4話 浮気発覚

4.浮気発覚


ある時、出張での仕事が思ったより早く片付いたので予定より1日早く帰ることがあり、彩を驚かそうと思って、帰ったが、家には誰もおらず、夜の12時すぎに彩が帰ってきた。


化粧をして綺麗な恰好でどこかに出かけていたようだった。


帰ってきたとき、俺が家にいたのを見て、かなり驚いたのと同時に気まずそうにうつむいて、同窓会の時のお友達と会っていたと言っていたが、夜遅くに帰ってきたのが気まずいからかと思って気にかけなかった。


その夜妻に抱き着いてキスをしようとしたところ、疲れているからと言って拒否され、妻はそのまま寝てしまった。


その時はあまり気にしてなかった。


しかし、それから、土日の休みに、2人でデートしようかと声をかけると、テニスで知り合ったママ友と会うと言ってでかけることが増えてきた。


そう言って出かけると帰ってくるのがいつも夜の12時ころなので、1度、そんな時間まで何してるんだ?相手も家族がいるんだろうからもう少し早く帰った方がいいんじゃないか、と言ったところ、逆に怒って、主婦はたまにこういう息抜きが必要だから時間を忘れてこういう時間になるの、とキレられてから、そういうことは言わないようにした。


そういえばあれからは夫婦の夜の営みを拒否するようになり、俺が何かやらかして、それで怒っているのかと思っていたら、ある夜帰ってきた彩からシャワーから上がった時のようなさわやかな香りがして、あやしいと感じるようになった。


そう感じると、俺との夜の行為を拒否すようになり、普段の会話も少なくなり、毎週のように土曜か日曜に出かけては夜遅くに帰る事が気になりだした。


興信所の探偵に素行調査を依頼したところ、

・・・・・・浮気していた。

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