第2話
*
ゲームも飽きてきて、かくれんぼをした。
僕はいつものようにせまい押し入れの暗闇の中で身をかがめて
しばらく待っても来なくて僕は眠りたくなってきて、ウトウトした瞬間だった。体育館座りをしていた左手を下ろした時、何か……ぬるっとしたものに触れた。
“なんだこれ”
僕は気持ちが悪くなった。
“まさかな”
足なんてありえない。勘違いだろ。
もう一度左手で恐る恐る手探りしてみた、
“女の股のような…しかも下半身…むき出しだ!”
“ パンツ履いてない!”
心臓がバクバクしてきた。
驚いた拍子に足が伸びて何かを蹴った。
“ え?まさか”
髪の毛が足に絡まった!
首だ!
「うわっーー!」
僕は心臓が止まりそうだった。押し入れの開け方がわからなくなったぐらいだ。やっと出て、階段を転げるように降りると…そこにお母さんが待っていた。
「
「これ、持ってってくれ」と
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