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見えない隙間を鳴らす夜の風

走る速さで雲を流し、45°の先にあるレンズを磨いてゆく

季節外れの鐘の音が響く

まだ残る雲の切れ間から鋭い眼の天使がやってくる

嵐は祈りのうた

全ての想いを軸へ戻す

だから人はそのうたに身震いする

纏わり付く想いも不変を信じたい思いも

容赦なく剥ぎ取って束ねてしまう

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