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遠くの景色

流れる音のように絶え間ないエーテル

身体の境界を越えて吹く風

溢れる全ての言葉

何もかもが物凄いスピードで五感を襲う

何もかもを物凄いスピードで吸収する

遥か遠くまで意識は拡がり

両腕は世界を抱く

宙にある爪先は空を感じて

閉じた瞼の睫毛の間を太陽の光が通り抜ける

続く赤い大地

服をはためかす風

消えかけのふたつ月

全てを歓迎するこころ

全てを讃えるこころ

全てを祝福するこころ

この世界の中で

広げた身体で飛んでいる僕は

いつも小さくて

世界になれない

だけど気持ちは晴れやかで

笑顔でこころを感じている

全てを歓迎せよ!

全てを讃えよ!

全てを祝福せよ!

澄んだ世界を

いつもある世界を

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