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 霧が晴れたら その向こうに何が見えるのか

 壁までが想像の限界

 思い描けるものだけが霧の中から浮かび上がる

 見えてきたものは 君が作ったもの

 空も 雲も 太陽も あの街も

 君には何が見えているの?

 見ようとすればするほど 想像の世界は拡がってゆく

 なかったから見えなかった

 あるならば目に見える

 見ようとすることを止めれば また霧が全てを覆い始める

 君の作った世界は脆くて不安定

 壁の内側は君を不幸にしない


 ねえ、僕は壁の何方側にいる?

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