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 赤い実が落ちたとき

 彼はそこに何を見た

 

 僕等は皆 果てしなく続く道を求めて 目を凝らしている


 手のように 目のように 心のように

 当然として あると思い

 風のように 星のように 月のように

 いつまでも 焦がれるだけ


 遥か遠くに 決して見ることのない後ろ姿が見えたとき

 果てしなく続く道は完成される


 次に待つは螺旋の機関


 赤い実が落ちるとき

 僕等は何を知るだろう?

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